働きやすい職場とは?10個の特徴や作るためのステップ、事例を紹介
- 快適な職場環境
- 組織改善施策

職場環境は、従業員の生産性や定着率にも大いに影響する非常に重要なものです。
近年、海外のIT企業や日本のベンチャー企業、大企業を中心に従業員が働きやすい環境を整えようと、設備やレイアウト・デザインなどにこだわっている企業も増えています。
今回は、働きやすい職場とはどういう職場かという説明や働きやすい職場の特徴、作り方などを紹介します。
働きやすい職場とは?
働きやすい職場とは、自分の思い通りに働ける職場ということではなく、仕事で成果を残す上でそれを妨げる要因が少ない職場のことを言います。
仕事をする際に使うパソコンやネット環境、オフィスの設計、人間関係など仕事を行う中でのストレスの原因となるものはいくつもありますが、会社が意図して対策・投資を行うことで働きやすい職場に繋がります。
働きやすい職場の特徴
働きやすい職場の特徴としては以下のようなものがあります。
- 定期的に従業員満足度調査を行うなどと課題の把握を行なっている
- 新人教育や若手の育成に力を入れている
- 管理職向けにマネジメント・ハラスメント研修を行なっている
- 勤怠管理が適切になされており、勤務時間が長期化しないような仕組みがある
- 人事評価の対象の項目や評価の基準が開示されている
- 定期的に上司や人事などと面談が実施されている
- パソコンやネット環境に投資を行なっている
- オフィス環境が生産性を高めるためやコミュニケーションが取りやすい設計になっている
- 福利厚生が充実している
- 組織を活性化させるための制度や仕組みがある
働きやすい職場を作るためのステップ
働きやすい職場を作っていくためには、何が問題となっているかを把握し、その問題を解消することを続けることが重要です。
具体的には、
- 組織サーベイツールなどで組織の問題を可視化する
- 組織の問題を解消するインパクトや必要な時間・コストを元に優先順位を策定する
- 解決する優先度の高い問題を解消する方法をリサーチする
- 問題解消のための施策を実行する
- 問題が解消されたか、新しい問題が発生していないかを組織サーベイで確認する
上記のようなステップで進めていきましょう。
働きやすい職場づくりの取り組み事例
実際に働きやすい職場づくりに取り組んだ企業の事例を紹介します。
従業員の生産性の向上を考え尽くしたオフィスのレイアウトに変更したA社
A社では、従業員の増員に伴うオフィスを移転する際に、オフィスを生産性高く働ける環境にしようと、緑視率にこだわって緑の植物を設置したり、集中しやすいBGMを流す、リラックスできるスペースを設けるなどととにかく生産性高く働きやすい職場づくりを行うことで、従業員満足度向上や生産性向上を実現しようとしています。
長時間労働を抑制して、ワークライフバランスを実現できるように取り組むB社
B社では、長時間労働が原因で心身の健康の不調する従業員を少なくするとともに、一人一人がより活き活きと働けるように残業時間を軽減すべく、残業をする際は理由とともに上司に報告をしないと残業できないようなルールを制定しています。
その中でも残業が多い社員に対しては、その理由を把握し、業務の効率化や増員、業務の分担などを行うことですぐに解消することで、心身の健康を害しないような取り組みを行なっています。
フレックスやテレワークの制度を強化したC社
C社では、従業員が柔軟な働き方を選択できるよう、フレックス制度のコアタイムを実態に合わせて後ろ倒ししたり、テレワークの日数上限を緩和しました。
一方でテレワークする日の報告ルールの見直しや周知など、正しく制度が運用されるための対策も随時行われています。
感謝と賞賛を積極的に行う組織文化を浸透させたD社
D社では、従業員がより精神的なストレスを抱えることなく、気持ちよく働いてもらうために、ピアボーナスのサービスを導入し、従業員のお互いの言動に対して感謝や賞賛を行えるような仕組みを作りました。
日頃の会話でも従業員同士が相手を思いやったコミュニケーションが増えたり、組織理念や行動指針の浸透に繋がっているとのことです。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部