エンプロイーエクスペリエンスとは?従業員が定着・活躍する3つの方法を紹介
- 組織診断

エンプロイーエクスペリエンスとは
エンプロイーエクスペリエンスとは、従業員が特定の会社に入社してからの体験のことで、会社の中での成長や昇進、会社に対する満足度などその会社で経験/体験されること全てのことを指します。
これまでは、ユーザーエクスペリエンス(ユーザー体験)、カスタマーエクスペリエンス(顧客体験)という言葉はよく使われており、従業員の定着や活躍がより重視されるようになったこともありこの言葉が使われるようになりました。
エンプロイーエクスペリエンスが注目される背景
エンプロイー・エクスペリエンスが注目されるようになった背景としては、労働力人口の減少、転職することが当たり前になったこと、採用活動の競争が激化していることなどの様々な背景があり、人材の定着・活躍が重視されるようになったため、より長く働いてもらうと共により活躍してもらうために従業員体験を設計して投資をしていく企業が増えています。
エンプロイーエクスペリエンスが向上することによる効果
エンプロイーエクスペリエンスが向上することによって以下のような効果が考えられます。
- 従業員のスキルアップや知識の習得による生産性の向上
- 従業員の生産性の向上に伴う業績のアップ
- 従業員満足度が向上したこととによる職場への定着
- 従業員満足度向上によるリファラル採用の強化
- 従業員満足度向上による、SNSでの発信を伴う社外広報の強化
エンプロイーエクスペリエンスを向上させる方法
エンプロイーエクスペリエンスを向上させるための方法を3つ紹介します。
1.エンプロイージャーニーマップの作成をして、必要な投資を明確にする
エンプロイーエクスペリエンスの向上に取り組む上で一番最初に取り掛かりたいのが、エンプロイージャーニーマップの作成です。
エンプロイージャーニーマップとは、従業員が入社してから定着し活躍する流れを時系列で書いたものです。
会社としては、入社後にどのようなキャリアを描いて欲しいのか、職種別や役割別などに作成することをオススメします。
会社として望む成長曲線が具体化できたあとは、その成長を実現してもらうに当たって会社からの必要な投資をリストアップすると共に、従業員に提供を開始していきましょう。
2.働けなくなる問題の解消
エンプロイーエクスペリエンスの向上を阻害している原因を特定し、その問題を解消していくというアプローチも重要です。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』などのツールを活用して、組織における課題を特定できると、課題を解決することによるインパクトも分かるため、問題を解消する上での優先順位をつけることも可能になります。
3.従業員が活き活きと働くための環境整備
従業員が満足するだけでなく、仕事をする上で必要な機材の提供やオフィスの整備、福利厚生などの提供や成長するための教育機会の提供を行うことで従業員の生産性を上げる取り組みを行うことも重要です。
ただ満足感を高めるだけでなく、従業員への投資がしっかりと企業にそれ以上の効果が生まれるような施策を講じていきましょう。
従業員が定着・活躍できる組織を作ろう
今回は、エンプロイーエクスペリエンスを向上させるメリットや取り組みについて紹介しました。
今後は、労働力人口の減少によってますますの人材の定着・活躍が重視されていくことが予想されています。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、従業員の定着・活躍する上での課題を特定するアンケートツールとなっており、エンプロイーエクスペリエンスの施策の選定や効果検証にお使いいただけます。
ぜひエンプロイーエクスペリエンスを向上させる取り組みと合わせてご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部