エンゲージメントサーベイとは?活用メリット・流れ、質問項目例を紹介
- 組織診断

従業員エンゲージメントとは?
エンゲージメントとは婚約・約束・関与などの意味を持つ言葉ですが、人事領域の従業員エンゲージメントでは「従業員が会社に対して愛着心を持っている状態(帰属意識)」という意味で使われています。
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従業員エンゲージメント調査とは?調査方法や質問例、結果の活用方法をご紹介
従業員エンゲージメントサーベイとは
従業員エンゲージメントサーベイとは、上述の従業員エンゲージメントの構成する要素などの指標を従業員アンケートを通して測定する調査のことです。
ハタラクカルテでは、職場推奨度を取得することができるほか、仕事へのやりがいや教育制度・職務環境などのエンゲージメントの構成要素を測定することが可能です。
エンゲージメントスコアをサーベイで測定することのメリット・目的
従業員エンゲージメントのスコアをサーベイで測定することや、そのスコアを元に改善活動を行うことにより以下のことが可能になります。
- 人材定着・生産性を向上を阻害する組織の課題の発見
- 人事施策の投資対効果の定量的な効果検証
- 定着率の向上を実現することによる人員補充のための採用費の削減
- リファラル採用の促進
- 顧客満足度が上昇することによる業績のアップ
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エンゲージメントスコアとは?向上させるメリットや方法を紹介!
エンゲージメント経営を行う企業が増えている背景
画像引用元:従業員エンゲージメント”の向上なしに「企業の持続的成長はない」理由|DIAMOND online
従業員エンゲージメントが高くなることで、従業員の生産性が上がることや顧客への対応がより適切・丁寧になることなどが起因し、
・従業員エンゲージメントが高い会社は低い会社の1.5倍
・継続的に高いエンゲージメントを保っている会社はエンゲージメントが低い会社の3倍
も営業利益率が高くなることがわかっているため、経営課題として取り組む企業が増えています。
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エンゲージメント経営とは?実施するメリットや導入の流れを紹介
エンゲージメントサーベイの質問項目例
従業員エンゲージメント調査の代表的な質問に関しては、アメリカのギャラップ社のQ12(キュートゥエルブ)があります。
ギャラップ社は、30年以上かけて1,700万人を超える調査に基づき12個の質問を抽出しており、その12の質問が以下の内容です。
(1)仕事において会社から自分が何を期待されているか理解しているか?
(2)仕事をきちんと行うために必要な資料や情報、機材は揃っているか?
(3)仕事において日々自分の全力を出し切れる機会を与えられているか?
(4)直近の7日間で良い仕事をしたと認められたり、称賛されることはあったか?
(5)上司や同僚に、1人の人間として気にかけてもらっているか?
(6)職場に自分が成長するよう励ましてくれるような人はいるか?
(7)職場で自分の意見は取り入れられているか?
(8)会社のミッションや存続する目的によって、会社の使命や目標への共感や職務への納得感は得られるか?
(9)同僚は、質の高い仕事を行うようコミットしているか?
(10)職場に気心の知れた同僚はいるか?
(11)直近の6ヶ月で、会社の誰かが自分が進歩・成長していると伝えてくれたか?
(12)直近の1年間で、学んで成長できる機会はあったか?
エンゲージメントサーベイの活用の流れ
エンゲージメントサーベイを活用してスコアを高めるためには、以下の3つのステップで進めていきます。
- 組織サーベイツール『ハタラクカルテ』などのアンケートツールを使って、現状の課題の把握
- 現状の課題に基づいて、解決策の調査
- 解決策を実行し、解決されたかを再度アンケートで効果検証
まずは自社の従業員エンゲージメントを元に課題を把握すること、そしてその課題を解決するための調査を行い施策を実行すること、そして最後に効果検証を行うことで課題が本当に解決されたのか、さらなる施策を講じる必要がないのかを検証することが重要です。
従業員エンゲージメントを測定できるサーベイツール「ハタラクカルテ」
今回は、エンゲージメントサーベイを使うことのメリットや活用の流れを紹介しました。
エンゲージメントに力を入れることの重要性をご理解いただけたことと思います。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、見出しに記載の通り、職場推奨度やエンゲージメントに関わる項目など従業員エンゲージメントを測定することが可能です。
ぜひエンゲージメントのサーベイツールをお探しの方はご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部