職場における目標設定の重要性と目標の具体例を紹介
- 組織改善施策
- 適切な評価

目標設定をする重要性
目標設定をすることが重要である理由は、大きく3つあります。
1.自分達が目指す場所を明確にするため
何事でも、どこを目指すかによって取り組むことが大きく変わります。
目標を設定することは、何をどれくらいの量取り組むべきかが明確になりますので、自分が目指す場所が分かるとともに、やるべきことの優先順位をつけやすくなります。
2.物事の進捗度合いを測るため
目標を定量的に設定することで、その進捗が定量的に分かるようになります。
自分が取り組んでいることが目標に対して適切なスピードであるのか、そして進捗が芳しくなければどれくらい足りていないのかが定量的に把握できるため、適切な改善の打ち手を打つことに繋がります。
3.メンバーの成長を促すため
適切な難易度の目標を設定することで、部下は目標を達成するための方法を考え、改善を重ねるなど仕事を通して成長していくことが期待されます。
ただ手を伸ばしたくらいでは届かないが背伸びして工夫して手を伸ばすことで届きそうなくらいの難易度で設定することがポイントです。
↓ストレッチ目標に関する詳細の記事はこちら↓
ストレッチ目標とは?設定するメリットや設置の際の注意点を紹介
目標設定する際のポイント
目標設定を行う際のポイントは、
- チームの目標が会社・事業部の目標と連動していること
- 自分のチームや他のチームの目標が可視化されていること
- 目標が明確に定量的に設定されていること
- 目標が達成されたかどうかや進捗が測定可能であること
- 達成が可能であるが少し難しい水準であること
- 目標の達成すべき期日がセットで設定されていること
- 目標の実行者が明確であること
の7つです。
従業員に納得感を持ってもらった上で、定量的にかつ締め切りもセットで設定すること、そして定期的に進捗の確認と必要な支援を行うことが重要です。
↓目標設定における重要なポイントを説明した記事はこちら↓
チームにおける目標設定の重要さと設定の際の7つのポイントを紹介
仕事において目標設定をする際の方法
仕事において目標設定を行う方法は、「MBO」と「OKR」の二つが一般的です。
MBOとは
MBOとは、Management by Objectivesを略した言葉です。
日本語では「目標管理制度」と訳され、個々人やグルーブごとに定量的な目標を設定し、目標に対する達成度合いで評価を決める制度です。
人事部の目標であれば「採用目標人数〇〇人」「離職率N%未満」といった内容の目標を設定し、その達成率で評価が決められます。
OKRとは
OKRとは、Objectives and Key Resultsを略した言葉です。
日本語では「目標と成果指標」と訳され、OKRは方向性や目的が正しく進んでいるかの定性指標(Objectives)とその上でのマイルストンとなる定量目標(Key Results)を元に設定されます。
(例)
Objective:次世代のリーダー候補を選定し、育成できる環境を作る
Key Results1:次世代のリーダー候補を各事業部から1人以上選出できている
Key Results2:リーダー育成のためのプログラムが人事部長の承認が通っている
Key Results3:採用要件にリーダー候補に当てはまる要件を追加し、10名を採用できている
このように具体的かつ定量的に設定することが重要です。
職場の目標の具体例
職場の目標の中でも今回は、人事部で一般的に設定される目標の具体例をいくつか紹介します。
- 採用人数
- 社員1人当たりの売上
- 社員1人当たりの利益
- 従業員満足度・従業員エンゲージメントの数値
- 従業員の定着率
- 有給休暇の取得率・取得日数
こう行ったものが人事部では設定されることが多くなっております。
↓人事部の具体的な目標例を紹介した記事はこちら↓
【完全版】人事の仕事の役割、業務内容、目標・KPI、総務との違いを紹介
目標達成が続く組織を作ろう
今回は、目標設定におけるポイントや目標設定の方法について紹介しました。
職場において適切な目標を設定することは、会社の業績を上げるためにも従業員の成長を促すためにも非常に重要です。
組織改善サービス『ハタラクカルテ』では、「教育」や「適切な評価」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態を可視化し、その後の職場や組織改善に繋げることが可能です。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部