社内転職制度とは?メリット・デメリット、導入までの8つのSTEPを紹介
- 組織改善施策

社内転職とは
社内転職とは、会社を退職して違う会社で働くのではなく、同じ会社の中で部署や職種を変える、違う拠点・支社に異動するなどと職場環境を変えることを指します。
自身のキャリアアップのためや、仕事への適性・人間関係など様々なことを目的として社内転職は行われており、大企業などであれば社内公募で求人を掲載するといった企業もあります。
社内転職を会社に導入するメリット・デメリット
社内転職を会社に導入するメリットとデメリットは以下のようなものがあります。
社内転職を会社に導入するメリット
社内転職を会社に導入することで以下のようなメリットがあります。
- カルチャーのミスマッチが発生しにくい
- 社内のノウハウが様々なところで共有される
- 部門や事業部、拠点を超えた交流が活発化される
- 従業員のスキルの掛け算で成長を促す
- 業務のマニュアル化・仕組み化が促進される
上記のように、人の入れ替わりが発生することでチームにとってもメリットがあり、従業員個人にも良いメリットがあることが考えられます。
社内転職を会社に導入するデメリット
社内転職を会社に導入することで以下のようなデメリットが考えられます。
- キーマンの退職で一時的に数字が悪化する可能性がある
- 人の入れ代わりが発生するので、組織の文化づくりを怠ると信頼関係がなかなか醸成されない
- 全ての従業員が前向きな理由での社内転職ではない
- 社内公募する際に要件をしっかり明記しないと落選した人の不納得感に繋がる
このように、一定社内転職に関してデメリットとなり得ることも存在します。
社内転職の制度を導入する方法
社内転職の制度を導入する際は、以下の方法で導入が可能です。
- 社内転職に伴う社内公募から異動までのレギュレーションを策定する
- 社内転職に関して進め方などのレギュレーションを人事・経営陣・各部署の責任者に説明を行う
- 社内転職の制度について従業員に周知する
- 各部署における社内公募の要件のフォーマットを作成し、各部署から募る仕組みを作る
- 各部署からの社内公募を従業員に通知する
- 事前に定めたレギュレーションに則って、選考や面接を行う
- 社内転職の時期や辞令を出すタイミングを関係部署と調整する
- 社内転職を実施し、定期的に人事からヒアリングを行なって改善の活動に繋げる
最初のレギュレーションがしっかり決まっていないと、従業員や各部署を混乱させてしまう可能性がありますので、レギュレーションを定めることそしてまずは各部門や人事全員に説明を行なって上で、社内転職の制度の導入を進めましょう。
社内転職制度を導入する際の注意点
社内転職の制度を導入する際に以下のことに注意しましょう。
- 社内公募に応募した人の秘密を厳守する
- 社内公募の募集要件を明記し、落選した場合の理由をきちんと伝えられるようにする
- 社内公募に応募した人の上長にも社内転職が可能かを確認する
- 社内転職した後に定期的に面談を行い、状況の確認を行う
社内転職の制度を導入して、従業員の定着や活躍を支援しよう
今回は、社内転職のメリット・デメリット、導入までの流れについて紹介しました。
社内転職の制度を導入することは、会社・従業員の双方に良い効果が考えられ、従業員の定着・活躍に繋がることが期待されます。
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この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部