意識改革の意味とは?成功させるための方法とポイントを紹介!

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作成日:2020/5/28
最終更新日:2023/12/4

意識改革の意味とは

意識改革とは、仕事を行う上でや、組織で働く中で、考え方や態度などを変えるという意味で使われます。
これまでの業務の取り組み方や優先順位の付け方、意思決定における判断基準などの意識を変えていくことで、最初は意識からですが、それがすこしずつ行動となり、習慣となって組織全体を良い方向に変革していくための取り組み、とも言えるかもしれません。

個人で意識改革を行う場合のポイントとしては、

  • 無理に大きく変えようとせず、始めは小さく変える
  • 自分を客観視した上で何から変えるべきかの課題を把握する

の2つがありそうです。

自分だけだと意識改革が難しい場合は、上司や同僚に協力してもらい、小さく少しずつ積み重ねていきましょう。

意識改革を行う目的

意識改革を行う上では、何を目的に従業員の意識を変えるのか、が重要になります。

例えば、

  • ビジョンや目標達成
  • 利益創出や経費削減
  • 働き方や生産性の向上
  • チームでの連携

などがあり、それぞれ、「何をゴールに設定して意識改革を行うのか」によっても従業員に意識してほしいことも変わってきます。

意識改革を実施するメリット・効果例

従業員の意識改革を実施するメリットや効果としては以下のようなものがあります。

1.ビジョンや目標達成に向けて全員の方向性を統一できる

意識改革を行う上で、目の前の業務をただこなすのではなく、最終的にどこに向かっているのかを理解し意識してもらえるだけで、仕事へのやりがいを感じ、取り組む姿勢や実際に取り組む内容も変わることが期待されます。

2.組織文化の醸成

従業員の意識改革の目的が会社が定めるバリューや行動指針に基づくものであれば、従業員はその推奨された行動や思考をするように意識しますので、それが全員に浸透することでその会社ならではの組織文化になっていきます。

3.自分自身やチームの働き方を見直す

意識改革によって生産性を上げる意識が浸透した場合は、短い時間の中でどのような優先順位をつけて取り組めば良いのかを常に考えるようになるため、個人の生産性やチームの生産性も上がることが期待されます。

意識改革の前に確認したい4つのこと

意識改革を行う際は、現場が意識改革を受け入れやすい状態になっているか、以下の項目を確認してみましょう。

  1. 人員数と業務量は適切か
  2. 企業・経営への信頼は築かれているか
  3. 納得がいく人事評価や待遇がなされているか
  4. 労働環境は整備されているか

これらのことが十分でないまま意識改革の取り組みを進めても、従業員は付いてきてくれません。意識改革の推進が半強制的な施策と受けとられてしまう可能性があるので、しっかりと上記のポイントを確認しておきましょう

意識改革を行う方法とポイント

意識改革を行う方法

従業員の意識を変えて行くには以下の手順で進めていきます。

  1. 組織における課題や現状を把握する
  2. 課題や現状を元にどういう組織にすべきかの目標・ゴールを定める
  3. その目標・ゴールを達成するために意識改革の内容を具体的にして、従業員に明示する
  4. 経営者や管理職・上司が率先して意識改革を実践する
  5. 意識改革がなかなかうまくいかないメンバーには上司や同僚が協力する

上記の流れで意識改革を進めていき、上司から率先して意識改革を行い、それが全員にとって当たり前になるように根付かせていきましょう。

意識改革を行う際のポイント

そして意識改革を行う中でのポイントは、上記の流れの中で、

  • 意識改革を行う目的や具体的な内容を明示する
  • 従業員が自発的に取り組みたくなるような伝え方をする
  • 上司や経営者が率先して取り組む
  • 意識改革がなかなかうまくいかないメンバーには周りが協力する

などが重要なポイントになります。
人の意識は簡単には変わりません。
きちんと目的を共有するとともに、少しずつ意識を変えてもらえるように従業員全員で協力して取り組んでいくようにしましょう。

意識改革が上手くいかない会社の5つの特徴

以下の項目に自社の状態が当てはまっていると、意識改革が上手くいかない可能性があると考えられます

もし、当てはまっている場合は、意識改革前に問題を改善しておく必要があります

  1. 社長のコミットメントがない(人任せになっている)
  2. 意識改革のゴールを明確に定量化できていない
  3. 意識改革が研修などの施策で終わっている
  4. 現場のトップに危機意識がない
  5. 意識改革の施策が経営戦略と連動していない

組織改善サービス『ハタラクカルテ®』を活用し、組織の意識改革を進めましょう

従業員の意識改革は会社として大事な目標やゴール、そしてその理由を伝えるとともに長い時間をかけて取り組んでいくことが重要です。
同時に従業員が働きやすい環境を整えていくことで、より意識改革が意図した方向に進む可能性が高まります。

組織サーベイツールの『ハタラクカルテ®』は従業員の方のアンケートを元に組織の課題を可視化するサービスです。

この記事を書いた人

ハタラクカルテ編集部

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