「働きがい」とは?働きがいのある会社の特徴や向上させる方法を紹介

  • 組織診断

働きがいの意味とは?

働きがい=働きやすさ+仕事のやりがい

働きがいとは、「働きやすさ」と「仕事のやりがい」が両方とも備わっていることです。

働きやすさとは、執務環境やチームワーク、労働条件などハイジーンファクターと呼ばれるもの、仕事のやりがいとは、仕事への適性や業務量、仕事を通した評価や満足感などといった仕事に対してのやる気・モチベーションです。

このどちらかが欠落している場合は、働きがいがあるとは言えず、企業としては従業員に対してどちらも満たされるような関係を築き、環境を整備する・機会を提供するなどの行っていく必要があります。

ハイジ_バナー_働きがい

働きがい改革が注目される理由

働きがい改革が注目されているのは、

・リテンションマネジメント(人材の定着・教育)の重要性が高まっている
・個人の自主性や創造性が会社の推進や変革をもたらす

大きくこの2つの理由があります。
それぞれを詳しく説明します。

リテンションマネジメント(人材の定着・教育)の重要性が高まっている

労働人口の減少・求人倍率の増加などにより、企業は、いかに長く働いてもらい、従業員それぞれの能力や経験を生かして活躍してもらうかというのが重要になってきました。

そのため、社員の働きがいを向上させるために力を入れている企業は、従業員も長く定着することが期待される他、従業員も成長していくことが期待されるため、リテンションマネジメントの重要性の高まりと共に、「働きがい」も注目を高めています。

個人の自主性や創造性が会社の推進や変革をもたらす

今の時代はVOCAの時代と言われている通り、
・Volatility(変動性・不安定さ)
・Uncertainty(不確実性・不確定さ)
・Complexity(複雑性)
・Ambiguity(曖昧性・不明確さ)
が取り巻く、予測不可能な経済状況です。

そのため、これまでの正攻法が通用しないことや時代に適応できない事業や会社は潰れていきます。
従業員の自主性や創造性が正解の分からない時代を生き抜く・変革をもたらすアイディアを生み出すことも多々あり、従業員がそういったアイディアを出しやすい環境を作ろうということで、働きがいに注目する会社が増えています。

働きがい(働きやすさ+仕事のやりがい)を向上させるメリット

働きがいを向上させることでどのようなメリットがあるのか紹介します。

1.業績の向上に繋がる

Great Place to Work ® の調査によると、働きやすい職場であり仕事のやりがいがあるような働きがいのある企業は、そうでない企業と比較しても圧倒的に売上の成長率が大きいことが分かっています。
会社が成長していくためには、必要な投資であるということがこの調査からも分かると思います。

2.人材の定着や成長に繋がる

働きがいのある職場や環境を作ることにより、従業員も離職の原因が解消され、やりがいを持って良い環境で働けるというのはその企業へのエンゲージメントを高まり、人材の定着に繋がります。
また、従業員1人1人の生産性の向上、チームや事業の成長によって新しい機会が増え、個人の成長に繋がるなどのメリットが考えられます。

働きがいのある企業・職場の特徴

働きがいのある企業・職場の特徴としては、

  • 個々人がチームの内外問わず、当事者意識を持って業務に取り組んでいる
  • 働きがいを支援するための育成や福利厚生などが充実している
  • オフィスなどの職場環境が仕事を行うのに充実した設備と設計になっている
  • 従業員が自発的にセミナーへの登壇/参加、SNSでの発信などを行なっている

など、企業の中や従業員それぞれに目に見える形でも確認ができます。
実際に行動が伴ってはじめて、働きがいのある会社・従業員といえます。

働きがいのある企業・組織を作るために必要なこと

働きがいのある企業や組織を作るために必要なことは、まず働きがいを定量的に測定することです。
働きがいを向上させるためには何が課題になっているのか、従業員はどういうことに働きがいを実感しているのかを可視化することで、自社でやるべきことが明確になります。

「ハタラクカルテ」では、オフィス環境やチームワークなどの働きやすさ、会社の教育・評価・仕事のやりがいなどの15項目を測定できる組織サーベイツールです。

この記事を書いた人

ハタラクカルテ編集部

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