【重要】メンタルヘルスの不調の原因や不調のサインと対応方法を紹介
- メンタルヘルス
- 組織改善施策

労働者の半数以上は日頃から強いストレスを抱えていることや、毎年10%弱の方がメンタルヘルスの不調により休職や退職となってしまうなど、会社にとってメンタルヘルスへの対処・未然に防ぐ組織作りは非常に重要なテーマの1つです。
今回は、メンタルヘルスが不調になってしまう原因やメンタルヘルスの不調のサイン、従業員への対応方法などを紹介します。
メンタルヘルスが不調になってしまう原因とは
参照元:産業医500人に聞いた「従業員のメンタル不調の原因」、1位は長時間労働ではなく「上司との人間関係」
メンタルヘルスが不調になってしまう原因としては、メドピア株式会社が行なった従業員のメンタル不調の原因調査によると、
- 職場の人間関係
- 長時間労働/業務過多
- パワハラ
- 仕事の難易度/能力・スキル不足
- 目標達成へのプレッシャー
などが上位の原因となっています。
日本で仕事や職業生活でストレスを感じる従業員の割合
日本において仕事や職業生活の中でストレスを感じる人の割合は全体の58%ほどとなっており、労働者の半数以上が強いストレスを抱えていることが分かります。
また、メンタルヘルスの不調が原因で休業・退職した人の割合はそれぞれ「6.7%」「5.8%」となっており、15〜17名に1名はメンタルヘルスの不調が原因で働けなくなっていることが分かります。
上記のデータからも分かる通り、メンタルヘルスへの対策は非常に重要度の高い問題と言えます。
職場で見られるメンタルヘルスが不調になる可能性の高い状況
職場で見られるメンタルヘルスが不調になってしまうリスクが高い状況としては以下のような状況があります。
- 長時間労働が続いている
- 遅刻や早退の回数が増えてきた
- 業務の量が多い一方で必要な裁量が与えられていない
- 最近、仕事で大きな失敗をしてしまった
- チームのメンバーとの関係が良好ではない
- 私生活においても大きなストレスを抱えている
上記のような状況の方が周りにいれば、優先して注意を払うようにしましょう。
職場で見られるメンタルヘルスが不調の際のサイン・特徴
職場で見られるメンタルヘルスが不調なサイン・特徴というにもいくつかあります。
- 顔色がよくない/険しい
- 寝不足のような状態
- 仕事中に上の空な状態
- 報告や相談、連絡が少ない
- 食欲が無さそう
- 落ち着きがない
- 仕事のミスが増えている
- 身だしなみが乱れている
- 出勤の際にお酒の匂いがする
などの状況がいきなり見られると、メンタルヘルスが不調であるサインの可能性があります。
メンタルヘルスの不調を早期発見・対応が重要な理由
メンタルヘルスの不調を早期に発見・対策していくことが重要な理由としては、症状が軽いうちに専門的な治療を受けた方が早く治る可能性が高いからです。
重症になってしまうと、長期の休業が必要になってしまったり、場合によっては退職に繋がってしまうこともあります。
そのため、上司・部下・同僚関係なく、何か不調な様子がある場合は声をかけることや、適切な所に報告するなど、見なかったことにはしないようにしましょう。
メンタルヘルスが不調な従業員への対応方法
事業所内に産業医や看護職がいる場合は、産業医と連絡を取ることで指示を仰ぎ、医療従事者がいない場合は、衛生管理者と連携を行いながら、専門医を受診するよう促しましょう。
メンタルヘルスは自分でも気づきにくい問題ですし、センシティブな問題でもあるので、本人の心情を思いやりつつ、専門医の受診を勧める。
必要であれば、家族や親しい友人から勧めてもらうなどの対応を行いましょう。
メンタルヘルスの不調が起こらない職場環境を作っていきましょう
メンタルヘルスの不調は「人間関係」や「業務量」の問題から発生しやすいため、日頃から「人間関係」や「業務量」に問題はないかを定点観測して、異常にいち早く気づく仕組みを作ることでメンタルヘルスが原因での休職や退職のリスクを減らすことができます。
ぜひ、『ハタラクカルテ』を活用して、メンタルヘルスの不調を未然に防ぐ職場環境作りにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部