モチベーターの意味とは?モチベーターの特徴や企業が取り組むべきことを紹介
作成日:2020/5/14
最終更新日:2023/12/4
モチベーターの意味とは
二要因理論におけるモチベーターの意味
アメリカの臨床心理学者であるフレデリック・ハーズバーグが”Work and the Nature of Man.”(World Publishing Company, 1966)等で提唱した「二要因理論」は、職務満足を引き起こす要因を「モチベーター」、職務不満足を引き起こす要因を「ハイジーンファクター」に分けられるとしています。
そのため、二要因理論におけるモチベーターは、働きがいなどの職務満足の要因という意味で使われます。
人の特性としてのモチベーターの意味
人の特性として使われるモチベーターは、個人ではなくチーム・組織全体のやる気を引き上げる人のことを指します。
その人の性格に由来するものもありますが、心理学や精神分析学の手法を使ってやる気を引き出す技術を取得した専門家のこともモチベーターといいます。
モチベーターと呼ばれる人の特徴
モチベーターと呼ばれる人には、以下の3つのような特徴が考えられます。
目標達成やビジョン実現に向けて前向きである
組織におけるモチベーターと呼ばれる人は、常に目標達成やビジョン実現に向けて「どうすればできるか」という思考を持ち、その方向にチームを引っ張ろうとします。
その人の言動を見て、チームも感化されて良い方向に引っ張られていきます。
ゴールや成功の方向性や道のりを全員にイメージさせる
モチベーターはゴールや成功など、どこに向かっているのかを明確に示し、それに到達するまでの道のりを具体的に全員にイメージさせます。
そのチームのメンバーも目指す方向性が明確になるからこそ、それぞれがその方向に向かって頑張れる一方で、そのゴールが示されないと自分がやっていることが正しいのかやいつまで頑張れば良いのかが分からずモチベーションが下がってしまいます。
1人1人を信頼して向き合っている
チームや組織を動かす人は、1人1人を信頼して仕事を任せ、必要に応じては適切なアドバイスやフィードバックを行うなど向き合うことを大事にしています。
リーダーが1人だけ頑張ってもメンバーはなかなかついていきませんが、日頃の信頼関係があるからこそチームを適切な方向に引っ張っていくことができます。
モチベーターの土台にあるもの
モチベーション高く働くためには、その土台にあるハイジーンファクター(衛生要因)が満たされている必要があると言えます。
ハイジーンファクターの土台が作られないまま、モチベーションのみで頑張っていてもどこかで限界がきてしまい、働けなくなってしまったり離職に繋がってしまいます。
そのため、会社としては全員がモチベーション高く働くためにも環境を整備していくことが重要です。
モチベーター含め従業員全員が活躍できる組織を作ろう!
モチベーターが組織にいることでチームの生産性は大きく上がると考えられます。
ただ上述の通り、無限に頑張れる訳ではないので企業は従業員が活躍できるような環境を作っていく必要があります。
組織改善サービス「ハタラクカルテ®」では、人材定着に結びつきの強い15項目の満足度を測定し、組織の課題を可視化します。
その課題を解消していくことで、従業員が定着し、活躍できる環境が整備されていきます。
ぜひモチベーターも従業員も全員が活躍できる組織づくりにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部