風通しの良い職場とは?従業員が伸び伸びと働ける職場を作る方法を紹介
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風通しの良い職場とは
風通しの良い職場とは、従業員が仕事を行う上で主体性を持って発言を行うことができ、のびのびと働ける職場のことです。
具体的には、チームの中のコミュニケーションが活発であり、自分の意見を言いやすく、チームのメンバーそれぞれが全員の意見を受け止める文化がある職場を指します。
自分の意見を一方的に言える環境は風通しの良い職場ではなく、全員が意見を言いやすい環境があってはじめて風通しの良い職場と言えます。
風通しの良い職場であるかのチェックリスト
風通しの良い職場の以下のような要件を満たす企業とされています。
自社に当てはめて、風通しの良さを妨げている要因を探してみてください。
会社の情報は会議だけでなくテキストや動画などでアーカイブが残されている
- 業務上に必要な情報に全員がアクセスできるようになっている
- 業務上に必要な情報がクラウド上などで整備されている
- 業務に直接関係の無い情報(他部署の情報など)にアクセスできるようになっている
- 情報発信をする上でその発信の目的が共有されている
- 従業員それぞれが相互を理解しており、人となりや価値観を分かり合えている
- 発言を行うにあたって遮られることがなく、全員が受け入れている
- 成果や失敗などの知見が蓄積されている
- マニュアルや規則が整備されている
風通しの良い職場を作ることのメリット
風通しの良い職場を作ることによって、「従業員が働きやすくなること」や「主体性を持って業務に取り組めるようになること」などのメリットがあり、他にも以下のようなメリットが考えられます。
- 報連相がしっかりできており、チームの中で認識の齟齬が起きにくい
- 課題や困っている事をチーム内で共有し、全員で協力して解決に向けて取り組める
- 従業員1人1人の生産性が向上する
- チーム全体の生産性も向上する
- 業績のアップに繋がる
- 仕事にやりがいを持って取り組める
- 離職が発生しにくい状態になる
非常に様々なメリットがあるということが分かります。
「風通しが良い職場」=「いい環境」とは限らない理由
これまで風通しの良い職場のメリットやいい所を紹介しましたが、風通しの良い職場というのは必ずしも良い環境という訳ではありません。
全員の意見を聞きすぎて軸がブレてしまう可能性が出てしまったり、職場の雰囲気に緊張感がなくなってしまい緩さが出てしまう可能性があります。
そのため、しっかりと守るべきことは守りつつ風通しの良い職場を作っていくことが重要です。
風通しの良い職場を作るための方法
風通しの良い職場を作っていくためには、
- チームのメンバー同士の相互理解を深める(チームビルディングやゲーム等を通して)
- 会社のビジョンや方向性を策定する
- 行動指針を策定する
- チームで活動する上での最低限のルールを定める
- メンバー全員が風通しの良い職場づくりを作っていくという意識を持つ
上記の事を行い、風通しが良く、従業員が定着・活躍できる職場づくりを行なっていきましょう。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部