従業員が定着・活躍する組織づくりの基本原則と重要な5つのポイントとは?
- 組織診断

従業員が定着・活躍する組織づくりに必要なものとは
従業員が定着・活躍する組織づくりに必要な原則や要素をそれぞれ紹介します。
組織づくりの基本原則
組織づくりにおいては基本の五原則があります。
- 専門家の原則(特定の業務に集中するために分業する)
- 権限責任一致の原則(権限は職務や職責に相応のものに与える)
- 統制範囲の原則(1人の上司が管理できる人数は上限があるため、階層管理体制を構築する)
- 命令統一性の原則(指示や命令は特定の1人から受けられるように命令系統を構築する)
- 権限委譲の原則(定型化した業務はどんどん部下に権限委譲する)
これらの基本原則を元に組織体制や組織のルールを定めていきましょう。
従業員が定着・活躍する組織づくりに必要な要素
従業員が定着・活躍する組織をつくるためには、上の画像の15項目が満たされている必要があります。
これらの15項目は、ハイジーンファクターと呼ばれる従業員が不満足に感じる要因のことで、これらの要素の満足度が下がってしまうと離職リスクが高まります。
長期間に渡って従業員が定着し、活躍しづつける組織をつくっていくためには働きやすい環境を整えていくことが重要です。
従業員が定着・活躍する組織をつくる方法
従業員が定着・活躍する組織をつくるには以下の4ステップで進めていきます。
1.自社の組織の課題を明確にする
組織サーベイツール『ハタラクカルテ』などを活用して、従業員にアンケートを回答していき、自社のどこに課題があるのかを可視化していきます。
課題の可視化をせずに施策を行おうとすると、組織の本来の問題が解消されず、時間とコストの無駄遣いに終わってしまいます。
2.現状の課題を元に、組織づくりの目標・ゴールを定める
現状の課題を元に、より会社のビジョンや目標を達成する組織をつくるために目標を定めます。
この際の目標やゴールは会社によって様々なですが、離職率や定着率、eNPS、1人あたりの生産性などしっかり数字で目標・ゴールを設定することが重要です。
3.目標と現状の差分を埋めるために、組織の改善施策を考える
目標と現状の差分を埋めるために、問題の原因を深掘りしてコアな課題を探るとともに、その領域の課題を解決できるツールやサービス、コンサルティングなど幅広い選択肢の中から選定していきます。
4.3で決めた施策を実行し、効果測定を行う
3で決めた改善施策を実行し、その後課題が解消されたのかや目標は達成されたのかの検証を行いましょう。
また組織づくりには終わりはなくその時々で様々な課題が発生しますので、1から4の流れを何度も繰り返して、日々組織づくりに取り組んでいくことが重要です。
組織づくりにおいて重要なポイント
組織づくりにおいては次の5つのポイントを意識して取り組みましょう。
- 組織づくりの目標・ゴールを設定する
- 今の課題の解消だけでなく、将来どういう組織でありたいかという視点も持つ
- 組織づくりが経営理念・ビジョンの達成に結びつくようにする
- 組織づくりのスケジュールを経営計画・事業計画に合わせる
- 社員の未来に向き合う(企業からの一方的な目線にならない)
「ハタラクカルテ」を活用して従業員が定着・活躍する組織づくりを始めましょう!
組織改善サービス『ハタラクカルテ』では、人材定着に結びつきの強い15項目の満足度を測定し、課題の可視化ができるサービスです。
ぜひ従業員が定着・活躍する組織づくりにご活用ください!
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部