【チェックリスト付き】飲食店が人手不足に陥る原因と対策を紹介
- 組織診断

飲食店の人手不足の実態
飲食店は、人材が定着しにくく、正社員・アルバイト含め入れ分かりが激しい業界の1つとされています。
実際に、帝国データバンクが行なった「人手不足に対する企業の動向調査」によると、2019年7月時点で飲食店の80%が従業員が不足していると回答をしており、多くの飲食店で人手不足のために時短営業を行うことや特定の人への業務が増えてしまうなどといった問題が発生しています。
飲食店が人手不足になってしまう原因
飲食店において人手不足になってしまう原因としては、「従業員が定着しない」ことが大きいとされており、
- 給料
- 労働条件(勤務時間、量など)
- 労働環境
- 人間関係
などと様々な理由で離職が発生しています。
飲食店は、アルバイトやパートなどの採用が比較的行いやすいため、経営者はどうしても採用の方に目を向けがちですが、根本の問題は何も解消されておらず、同じように離職が発生してしまうといったことが発生してしまいます。
飲食店の人手不足によって起こってしまうこと
飲食店において人手不足が発生してしまうと、以下のようなことが起こってしまう可能性があります。
- シフトに入れる人材がいないため時短営業を行わざるを得なくなる
- 人手不足によってサービスの質が低下してしまう
- 人の入れ替わりが激しいため、教育に時間を取られる
- 仕組み化やマニュアル化が進まず、生産性が向上しない
- 特定の人への仕事が偏ってしまい、不公平感が生まれる
- 場合によっては、営業できず閉店を余儀なくされる
上記のように、従業員にとっても店舗にマイナスの影響があります。
飲食店が確認しておきたい人手不足の原因・対策チェックリスト
飲食店の経営者、オーナー、店長などの方は、人手不足の原因がまだ特定できていない場合は、以下のチェックリストより原因を探り、対策を進めてください。
- シフトが決定するタイミングが遅い
- シフトの希望が通りにくい
- なかなか休みを取りづらい雰囲気になっている
- 一部の人に業務が偏っている
- そもそも従業員やスタッフが足りていない
- 休憩がない、少ない
- 店内の休憩所が掃除されていない、そもそも休憩スペースがない
- トイレや洗面所、倉庫が掃除されていない
- 同じ従業員のメンバーに怒鳴ったり怒る人がいる
- 従業員同士のコミュニケーションが少ない
- 従業員同士や店長に対して必要なコミュニケーションが取れていない
- マニュアルが整備されていない
- 求人内容と実際の業務内容が異なる
- 時給や給料が上がる見込みがなく、最低賃金である
この中でもし当てはまるものがあれば、すぐに改善することをオススメします。
飲食店での人手不足の解消方法
飲食店での人手不足を解消するためには、まずは組織の中の問題点を把握し、1つずつ解消していくことです。
飲食店での勤務の場合は、何かしら離職を考えるきっかけと決め手になった原因が存在します。
そのマイナスポイントを少しずつ解消していくことで、従業員が離職を考えずに働けることにつながっていきます。
まずは、組織サーベイツールなどで組織全体のコンディションを把握し、優先度の高いことから体操を行なっていきましょう。
『ハタラクカルテ』を活用して飲食店の人手不足問題を解消しよう
今回は、飲食店の人手不足の実態やその原因、対策を紹介しました。
ぜひ、これを機に人手不足の問題の解消に取り組んでいただければと思います。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「心身の健康」「業務量・時間の負担」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
ぜひ人手不足の問題を解消し、人材が集まる組織づくりにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部