部下がいきなり退職?辞める原因や兆候、引き留めの際の注意点を紹介
- 上司との関係
- 組織改善施策

部下が会社を辞める原因とは?
参照:男女でこうも違う?年代別離職理由から見る男女の違い – 転職会議レポート
一般的に従業員が辞める原因としては、
- 人間関係
- 心身の健康
- 業務時間・量
- 評価
などの「衛生要因」と呼ばれるものが原因での離職が多いとされています。
部下が退職する前の兆候
優秀な部下が退職する前に見せる兆候としては、以下のようなものがあります。
- これまであまり休まなかったにも関わらず全休や早退などが増えている
- これまでと比較していきなり表情が明るくなった
- これまでと比べて元気がなくなった
- チームや部署での集まりに参加しなくなった
- これまでより帰宅する時間が早くなった
- 話しかけるとどこかよそよそしい態度を取るようになった
- 服装や髪型を整えてくるようになった
特にこれまでと行動や外見、雰囲気が大きく変わった時は大きな気持ちの変化があったと考えられます。
ただ大きな気持ちの変化があった後は、既に堅い決意をしている可能性も高いですので、組織サーベイツールのデータや1on1などを通して、日頃の小さな変化があった時からコミュニケーションを取るように心がけましょう。
↓退職の兆候に関する詳細の記事はこちら↓
部下が退職する前の7つの兆候とは?手遅れにならないための仕組みづくりを紹介
部下が辞めることで上司の評価は下がる?
部下が退職することによって上司の評価が下がるかどうかは会社によって異なりますが、退職者数があまりに多いことや、上司を理由とした退職が発生した場合は、上司の評価が下がる可能性は非常に高いです。
部下のモチベーション管理や生産性高く働ける職場づくりはマネジメントを行う上司の重要な役割の1つですので、そこができていないことにはマネジメントを行うことに不適任ということで管理職から外される可能性も少なくはありません。
とはいえ、日頃から組織サーベイを実施して定量的なデータを元に改善活動を行ったり、1on1などで定期的に部下とコミュニケーションを取っている場合は、評価が下がるということは基本的に無いと思われます。
↓部下が退職することによる上司の評価に関する詳細の記事はこちら↓
部下が退職すると上司の評価は下がる?部下の退職前の兆候を紹介
部下が退職を打診した後の引き留めを行う方法
面談などを通して退職を慰留する際の方法とポイントは、3つあります。
- 従業員の退職を考えた理由などの意見を傾聴する
- 従業員の悩みや課題を一緒に解決できないか考える
- 率直に「この会社にあなたが必要だ」と伝える
部下から退職を打診された際は、ショックを受けたことからつい感情的になってしまって一方的に説得を行ってしまったり、否定を行ってしまう方が多いですが、まずはなぜ退職を考えているのか今後どうしていきたいのかを聞いた上で、解決先を一緒に考えるとともに、最後には、「あなたが必要である」ことをハッキリと伝えましょう。
↓退職の慰留に関する詳細の記事はこちら↓
退職慰留を行う際の方法とポイントとは?気をつけておきたいことも紹介
後悔しないための部下の望まない離職を防ぐ方法
部下の望まない退職を防ぐためには、「部下のこれまでとの変化」を検知できる仕組みを作る必要があります。
それが、組織サーベイツールで取得する定量的なデータであったり、定期的に実施する1on1などの面談です。
これまでとの変化を定点観測し、何か大きな変化があればすぐにフォローできるような関係性を作るとともに支援を行うことが望まない離職を防ぐ上で重要です。
従業員が定着・活躍できる環境を作ろう
今回は、部下が退職する兆候や退職を慰留する際の方法、望まない離職を防ぐ仕組みづくりに関して紹介しました。
上司・部下、会社それぞれにとって望まない離職を防ぐためにも、日頃から組織づくりへの投資と組織の状態のモニタリングを行っていきましょう。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「業務量・時間の負担」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
ぜひ従業員が定着・活躍できる組織づくりや異常検知の仕組みづくりにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部