いきなり退職届?突然退職が起こる原因と防ぐための対策を紹介

  • 組織改善施策

突然退職とは?

突然退職とは、それまでは元気で普段と変わりなかった従業員からいきなり退職届を渡されるなどと突然退職を打診されるもしくは、事前の共有なく退職をすることを指します。

今では転職をすることも一般的ではありますが、長年働いている社員やいつも楽しそうに働いしている社員は、退職することを想定しづらい分、退職を打診された時に突然に感じられます。

突然退職が発生する原因

突然退職が発生する原因は、上司が部下の変化に気付けなかったことが一番大きいです。

上司にとっては突然退職かもしれませんが、部下にとっては突然ではないことが大変です。

従業員が退職するまでのフロー

上記の画像のように、退職を決める前に何かしら退職を考えるきっかけがあり、その後転職活動を始めるなどという動きを行うことが一般的であるため、退職を打診する数ヶ月前には退職を考えていることがほとんどです。

そのため、突然退職が発生する要因としては、「部下の変化を検知する仕組みがない」ことと考えられます。

退職前によくある兆候

従業員が退職を決める前後には、何かしら気持ちの変化や決意などが行動や服装、雰囲気などに現れる事が多く、以下のような兆候を見せることがあります。

  • これまであまり休まなかったにも関わらず全休や早退などが増えている
  • これまでと比較していきなり表情が明るくなった
  • これまでと比べて元気がなくなった
  • チームや部署での集まりに参加しなくなった
  • これまでより帰宅する時間が早くなった
  • 話しかけるとどこかよそよそしい態度を取るようになった
  • 服装や髪型を整えてくるようになった

退職という自分の今働いている場所を変えるということは、結構な気持ちの変化が伴うためにやはり言動や雰囲気に出てしまう可能性が高いです。

注視しなければ気付けないものの、よく振り返ると上記のような兆候があったということも少なくありません。

退職を慰留する際に気を付けるポイント

面談などを通して退職を慰留する際の方法とポイントは、3つあります。

  • 従業員の退職を考えた理由などの意見を傾聴する
  • 従業員の悩みや課題を一緒に解決できないか考える
  • 率直に「この会社にあなたが必要だ」と伝える

部下から退職を打診された際は、どうしても退職して欲しくないので一方的に説得したり感情的になってしまいがちですが、当人がどのような思いなのかをきちんと聞いた上で、コミュニケーションを取っていくことが重要です。

突然退職を防ぐための対策

突然退職を防ぐためには、「従業員の変化に気付ける仕組みを作る」ことが必要です。

組織サーベイツールなどで1~3ヶ月置きに、従業員の状態を定点観測することで何か大きな変化があった際にすぐにフォローを行い、問題や退職の要因を早期に解消することが可能です。

まずは、従業員の状態を定期的に観測できる仕組みを作り、その原因や悩みに基づいて適切な策を講じていきましょう。

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ハタラクカルテ編集部

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