チームリーダーの役割とは?必要な心構えや7つのリーダーシップスタイルを紹介
- 上司との関係
- 組織改善施策

チームリーダーとは
チームリーダーとは、チームに課されている役割や目標を達成する為に、チームを引っ張っていく存在です。
会社や組織においては、チームの方針の策定やメンバーの育成・マネジメントを任せられることもあります。
マネージャーと異なるのは、現場の仕事を行うかどうかが異なる点で、チームリーダーは、1プレイヤーとして現場の仕事も行います。
チームリーダーに求められる役割
チームリーダーには、チームを引っ張っていく役割ですが、具体的には以下のようなことが求められます。
- チームの目標・方針を定める
- チーム全体に目標や方針、そしてその意図や戦略を共有する
- 目標やビジョン達成の為にチームをまとめる
- 1プレイヤーとして模範となる
- チームのメンバーの指導やフィードバックを行うなどの育成を行う
- チームメンバーが働きやすい環境を整える
- 必要に応じてメンバーの業務の状況を把握してフォローする
上記のように、1プレイヤーとして活動しながら、チームの考えを共有するとともにメンバーが活躍できるような仕組みを作っていくことが求められます。
チームリーダーに必要な知識・スキル
上記のようなチームリーダーに求められる役割を果たす為には、以下のような知識・スキルが必要です。
- 自部門の深い業務理解・知識
- 自部門における高度な業務遂行能力
- 目標設定能力
- 行動力
- 判断力
- コミュニケーション能力
- 育成能力
- モチベーション管理能力
チームリーダーが持っておくべき心構え
チームリーダーになったばかりの人は、責任感やプレッシャーを感じている方も多いことと思います。
- チームリーダーとしての役割として持っておきたい心構えを紹介します。
- チームの方針や考え・思いをしつこいようにメンバーの納得いくまで発信し続ける
- チームの成果やメンバーの成果を上げる為に自分の感情をコントロールする
- メンバー1人1人と向き合い、信頼関係や良い人間関係を構築する
- 自分1人で抱え込まずにチーム全員で考えたり、上司に相談する
- メンバーに無駄な圧力やプレッシャーをかけない
- 忙しいアピールをせずにいつでも相談を受け付ける
チームリーダーにとっては、何名・何十名を相手にするかもしれませんが、メンバーにとっては1人のチームリーダーです。
1人1人と向き合って、チームとして成果を最大化できるよう取り組んでいきましょう。
自分の指向性に合わせたリーダーシップの5つのスタイル
リーダーシップのスタイルについては、いくつもの学術的な研究がありますが、その中のマネジリアル・グリッド理論では、「人間に対する関心」「業績に対する関心」それぞれの関心の強さを9段階に分けて、リーダーの指向性を元にリーダーシップをとっていくことが重要としています。
自分の指向性や関心の強さに合わせてリーダーシップを取っていく場合は、以下の記事を参考にしてみてください。
↓マネジリアル・グリッド理論に関する詳細の記事はこちら↓
マネジリアル・グリッド理論とは?5つのリーダーシップスタイルを紹介
部下に合わせたリーダーシップの4つのスタイル
SL理論では、上司が部下をマネジメントする上で全員に対して画一的な管理や指導を行うのではなく、部下の「サポート・コミュニケーションの必要性」や「業務指示の必要性」などの習熟度に合わせた接し方を行う方法です。
部下に合わせたリーダーシップのスタイルを変えることで、メンバーの成長を促すことや自主性を認めて支援することも可能ですので、ぜひ以下の記事を参考にしてみてください。
↓SL理論に関する詳細の記事はこちら↓
SL理論とは?部下に合わせた4つのリーダーシップのスタイルを紹介
部下の抱える問題にいち早く気づいてフォローできる仕組みを作ろう
今回は、チームリーダに求められる役割や必要なスキル、いくつかのリーダーシップのスタイルを紹介しました。
ぜひ、チーム全体の成果を上げることやメンバーの定着・活躍を促す際の参考にしていただければと思います。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「業務量・時間の負担」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
ぜひチーム作りや部下の状況の把握・支援にご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部