人手不足の業界の原因・理由と企業が行うべき対策を紹介
- 組織改善施策

人手不足が深刻な業界
厚生労働省が発表した雇用動向調査結果の概況によると、「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」「サービス業」の離職率が高く、人の入れ替わりが激しいとされています。
介護業界も人手不足が深刻になっている
介護業界も2018年度の有効求人倍率では、全体平均が1.46倍だったのに対して介護職が3.95倍、訪問介護職が13.10倍と他の業界と比べて人手不足が深刻だということが分かります。
介護業界では、採用がなかなかうまくいっていないこと、そして離職率が高いことが人手不足の原因となっており、市場のニーズは大きいものの人手不足のために倒産する介護施設も増えています。
↓介護業界での人手不足の原因と対策の詳細の記事はこちら↓
【データで゙解説】介護業界の深刻な人手不足の原因と対策方法とは?
物流・運送業界も進む人手不足
物流・運送業界の有効求人倍率は、平成30年4月の時点で全業種が1.35倍なのに対して、2.68倍と非常に高く、人手不足であることがわかります。
また、ここ10年間においてもどんどんと採用が難しくなっている業界であり、生産性の拡大や労働時間の改善などで業界のイメージ向上などに取り組んで解決に努めています。
↓物流業界での人手不足の原因と対策の詳細の記事はこちら↓
物流・運送業界における人手不足の原因や対策法とは?
人手不足に陥ってしまう原因
人手不足に陥ってしまう原因は、
- 予定している採用人数に対して採用が上手くいっていない
- 離職者が多く、人材が定着しない
の大きくこの2つです。
業界ごとの働き方やイメージ、給与の問題などがありますが、業界での格差は広がっており、今後ますます業界をあげての人材定着や活躍への支援が求められています。
企業が人手不足の対策を行うべきこと
企業において人手不足の問題の対策を講じるためには、まず自社の問題を洗い出すことから始める必要があります。
人手不足の理由の中でも、
- 企業が急成長していて採用数が足りないのか
- 従業員の生産性を上げれば解決する問題なのか
- 離職率が高いために人手不足なのか
これらの問題を明らかにした後に、対策を考えるべきです。
離職率が高い場合は、組織サーベイツールなどで従業員にアンケートに答えてもらい、離職の原因となっていることを可視化することと、そして課題に優先順位をつけて解決していくなどと1つずつ問題の把握と対策を講じることを重ねて、人手不足の問題を解消できます。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』を活用して人手不足の問題を解決しよう
今回は、業界別の人手不足の状況や、企業が人手不足の問題を解決するために行うべき対策について紹介しました。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「業務量・時間の負担」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部