従業員が退職する兆候とは?兆候を検知する仕組み作りの方法を紹介
- 組織診断

退職する可能性のある従業員の兆候
退職を考えている従業員、すでに転職活動を行なっている従業員はこれまでと何か変わった行動や仕草などが見受けられます。
具体的には以下のような兆候が見られれば、退職する可能性が少なからずあるかもしれません。
- これまであまり休まなかったにも関わらず全休や早退などが増えている
- これまでと比較していきなり表情が明るくなった
- これまでと比べて元気がなくなった
- チームや部署での集まりに参加しなくなった
- これまでより帰宅する時間が早くなった
- 話しかけるとどこかよそよそしい態度を取るようになった
- 服装や髪型を整えてくるようになった
などのこれまでとの大きな変化が退職する兆候として考えられます。
退職する従業員の理由の統計データ
参照:男女でこうも違う?年代別離職理由から見る男女の違い – 転職会議レポート
実際に退職する従業員の理由としては、上の画像のように「労働時間」「待遇への不満」「人間関係」などが理由として高いことが分かっています。
退職の兆候がある従業員が退職しようと考えたきっかけは、「労働時間」「待遇への不満」「人間関係」の中にある可能性があります。
退職の兆候がある従業員に取るべき対応
退職の兆候がある従業員に対しては、まずは「退職するかもしれない」と先入観を捨てて、何か悩んでいることや困っていることが無いかを聞き出しましょう。
この聞き出すタイミングですが、できれば面談のような形式ではなく、ランチやちょっとした雑談の中で聞いてみることで、従業員も話しやすくなる可能性がありますので、かしこまらずに聞いてみることがポイントです。
部下に退職を伝えられた時にやってはいけない行動
部下に退職をする旨を伝えられた時は、部下の中では相談というよりも決意している状態の可能性があります。
無理やり引き止めたり、感情を表に出すのではなく、冷静に当人はどうしたいと思っているのかを聞くとともに、退職を考えた原因やきっかけを聞き、まずは何に問題を抱えている/いたのかを聞き出すようにし、話し合いで解決できそうでなければ、その人を応援して送り出すなどと適切な対処を行うようにしましょう。
退職の兆候に一早く気づくための組織の仕組みの作り方
従業員の退職の兆候に一早く気づけるようにするためには、検知できる仕組みを作ることが重要です。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』のような社内アンケートツールを定期的に実施し、これまでの回答のデータから異常な数値はないかを確認でき、満足度が下がった従業員を一早く検知できるようになります。
退職者が出ない組織づくり、退職の兆候が出たら検知できる仕組みを作ろう
今回は、退職を考えている従業員の具体的な兆候や退職の兆候を検知する方法を紹介しました。
従業員・会社双方が良い関係で居続けられるように、まずは退職者が退職を考える要因を解消し、活躍できるような組織を作っていくこと、そして退職の兆候が出たら一早く検知し、問題があれば解消するような仕組みを作っていきましょう。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部