従業員のストレスを検知する仕組みの作り方と18個の限界のサインとは
- 組織診断

ストレスが限界に来ている18個のサイン
ストレスとは
ストレスとは、外部からの刺激を受けた時に生じる緊張状態のことを言います。
ストレスの原因となるものをストレッサーと言い、ストレッサーには、
- 物理的ストレッサー(気圧や温度などの気象の変化)
- 環境的ストレッサー(音や光、揺れなど)
- 社会的ストレッサー(残業や借金など)
- 肉体的ストレッサー(病気や怪我など)
- 精神的ストレッサー(失恋、挫折、失敗など)
- 人間関係的ストレッサー(職場やご近所、友人とのトラブルなど)
の6種類があります。
精神に現れるストレスが限界に来ているサイン
精神に現れるストレスが限界に来ている時のサインには以下のようなものがあります。
- イライラしたり怒りっぽくなる
- 突然泣いてしまう
- ちょっとしたことで驚いてしまう
- 気分が落ち込んでしまう
- 何にもやる気が出ない
身体に現れるストレスが限界に来ているサイン
身体に現れるストレスが限界に来ている時のサインには以下のようなものがあります。
- 眠れない
- 食欲がない
- 吐き気がする
- 息苦しい
- 動悸がする
- 息苦しくなる
- 体がだるい
- 立ちくらみがする
行動に現れるストレスが限界に来ているサイン
行動に現れるストレスが限界に来ている時のサインには以下のようなものがあります。
- 普段ならやらないようなミスを連発する
- 遅刻や欠勤が続いてしまう
- 人付き合いを避けてしまう
- 飲酒や喫煙の量が増える
- 過食で太ってしまう
ストレスが限界を通り越すとどうなるのか
ストレスが限度を通り越してしまうと、神経失調、機能失調などの病気になり、生活や仕事に支障をきたす可能性があります。
病気を治療せずに放置しておくと、さらに状態が悪くなってしまったり、治るまでの時間が長くなってしまいます。
そのため、ストレスが限界に来る前に対処できるように企業も支援や検知できる仕組みづくりをしていくことが重要です。
従業員のストレスが限界に来ているサインを発見する方法
従業員のストレスが限界に来ているサインを発見する方法は3つ考えられます。
1.従業員アンケートの回答結果の推移を確認する
『ハタラクカルテ』などの従業員アンケートの回答結果の推移を確認し、大きな変動はないかや「メンタルヘルス」の項目の満足度が落ちていないかと定量的に確認を行うことができます。
2.日頃の1on1や上司との面談で察知する
1on1や面談を通して元気がなかったり、様子がおかしければ然るべきところに報告を行いましょう。
本人では気づけていない場合もありますので、「大丈夫」という言葉で安心はしないようにしましょう。
3.勤怠のデータを元に察知する
これまでの出勤時間・勤務時間・退勤時間のデータの傾向と比較して大きな変化があった場合は要注意です。
特に、欠勤や遅刻・早退が増えている場合は、怪我や病気の可能性も高いですので、勤怠状況を確認しておくことも重要です。
従業員のストレスが限界に来ていることを発見した時にやるべきこと
上述した方法で従業員のストレスが限界に来ていることを発見した際は、事業所内に産業医がいる場合は、産業医と連絡を取って指示を仰ぎ、医療従事者がいない場合は、衛生管理者と連携を行いながら、専門医を受診するよう促しましょう。
その当人のケアや受診が終わったら、ストレスの原因が会社にある場合、その原因を解決することが非常に重要になります。
その原因が解決されない場合は繰り返されてしまいます。
「業務量」や「人間関係」、「私生活との両立」などまずはどこに課題があるかを可視化して、対策を講じていきましょう。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部