【経営者・人事必見】強い組織を作るために欠かせない「7つのポイント」とは?
- 組織診断

企業に不可欠な組織づくりの7つのポイント
企業が強い組織を作るためには、様々な重要なポイントがあります。
その中でも具体的に何を行えば良いのか、代表的な7つのポイントに限定して紹介します。
1.ミッション・ビジョンの策定・浸透
ミッションとは企業や組織が活動を行う目的・存在意義を意味する言葉で、ビジョンは企業が目指す理想の状態を意味する言葉です。
「なぜ自分たちはやるのか」「どういう世界/社会を作っていきたいのか」「社会にどういう価値を提供するのか」を元に策定することで、会社全員で目指す方向性が統一される他、意思決定を行う上での基準になります。
これらのミッションやビジョンが浸透し、同じ方向性を向いて取り組めることが企業成長においては不可欠です。
2.バリュー(行動指針)の策定・浸透
バリュー・行動指針は、企業が活動を行う中で経営理念やビジョンを実現する為に従業員の規範となる行いを定めたものです。
ミッション・ビジョンは抽象度の高い言葉で設定されることが多いため、従業員がより具体的なアクションを起こしやすいように具体的に定義されます。
3.組織の風土を作り、浸透させる
組織風土とは、組織独自の価値観や行動規範を意味する言葉です。
その組織において、どのようなことを重視するのか、どのような習慣を作っていくのかなど企業成長する上で重要なものです。
バリューや行動指針をより根付かせるために、組織風土が浸透するよう啓蒙活動や経営陣・管理職などが率先して行動していくことが必要です。
4.中長期での会社の成長やビジョンを描く
将来どうあるべきなのかというものと合わせて必要なものが中長期での成長計画やビジョンの策定です。
従業員にも今後の企業戦略や成長をより具体的にイメージを持ってもらうために、短期での実現したい姿を定義するとともに具体的な戦略・計画に落とし込み、従業員に公開しましょう。
5.組織における課題を発見できる仕組みを作る
企業が成長していくにあたり、成長を阻む要因を可視化し解消していくことも非常に重要です。
組織の課題に気づかず、課題を解消できなかった場合は、それが原因で組織崩壊を起こしてしまい、ビジョンやミッションの実現が叶わなくなってしまう可能性もあります。
企業成長のためにも従業員の成長のためにも組織サーベイやアンケートを活用して、組織における課題を発見できる仕組みを作りましょう。
6.従業員が成長できる仕組みを作る
企業成長に合わせて従業員自身が成長できるように、評価制度を策定して適切な目標を設定して成長を支援することや、業務に必要なスキルや知識を習得するために学習の環境を整備するなどといったことができるよう仕組みを作っていくことも重要です。
従業員が成長していけば、より大きな成果を期待でき、企業成長のスピードがより早まることが可能になります。
また、従業員が成長の実感を持つことができれば、離職のリスクも軽減されるため、成長できる仕組みと成長を実感できるような振り返りを同時に行うことがオススメです。
7.従業員1人1人に当事者意識を持ってもらう
従業員はお客様でなければ評価者でもありません。
自社がどのようなゴールを描いているのか、そしてそれをなぜ達成する必要があるのかを説明し、従業員1人1人がその目標に当事者として向き合っておらえるよう、発信を行うとともに評価制度に組み込むなどと仕組みを作ることも非常に重要です。
人材定着を実現する組織づくりを行う方法
人材が定着する組織を作っていくためには、上記の7ポイントに取り組む中で上の画像の15要素を満たしていくことが重要です。
- IT・作業環境の充実
- 快適な職場環境
- 経営の信頼
- 最適な人員配置
- 教育の体制
- 多様な働き方
- 適切な評価
- 良好な人間関係
- 上司との関係
- 業務量と時間的負担
- 私生活との両立
- 休暇の取りやすさ
- やりがい
- フィジカルヘルス
- メンタルヘルス
弊社の研究でも、上記の15要素の内、何かの要素が不満足となってしまうと離職リスクが高まることが分かっています。
そのため、これら15要素の満足度測定を定期的に行うとともに従業員自身の変動を検知して早期解決に努めることが人材定着を実現する上では必要になります。
『ハタラクカルテ』を活用して強い組織づくりを始めよう
今回は、強い組織を作るために重要な7つのポイントを紹介しました。
どれも会社においても従業員においても重要なものです。
1つずつ段階を踏んで組織づくりを行なっていただければと思います。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、従業員エンゲージメントを測定する「職場推奨度(eNPS)」はもちろん、「心身の健康」や「人間関係」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部