その退職理由は本当?女性が仕事を辞めた理由と嘘をついたことがある割合を紹介
- 組織診断

女性が仕事を辞める理由ランキング
参照元:第2回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)結果の概況
厚生労働省が実施した、第2回21世紀成年者縦断調査(国民の生活に関する継続調査)によると、女性の離職理由は、結婚・出生の状況別によって異なることが分かっています。
それぞれの状況で女性が仕事を辞める理由としては、以下の理由が多いとされています。
(独身のまま場合)
- 給与・報酬が少なかった:17.2%
- 会社の経営方針に不満を感じた:14.6%
- 労働時間が長かった・休暇が少なかった:11.7%
(結婚した場合)
- 結婚した:66.7%
- 人間関係が上手くいかなかった:11.1%
- 労働時間が長かった・休暇が少なかった:8.3%
(結婚したが出生無しの場合)
- 給与・報酬が少なかった:18.5%
- 新しい仕事が見つかった:15.8%
- 契約期間が満了した:13.0%
上記より、ライフイベントを除いては、労働条件や人間関係などの理由での離職が多いことが分かります。
女性が転職の際に転職理由で嘘をついたことがある割合
ダイヤモンド・オンライン社の調査によると、円満に退社するためや本当の退職理由を会社に知られないために、女性が転職の際に転職理由で嘘をついたことがある割合は、86%という結果が出ており、会社はなかなか本当の退職理由を知ることができないために組織改善を行いにくいことが分かります。
従業員が定着・活躍するための仕組みづくりの方法
女性に限らず、多くの人が退職する際には円満に退社するためや引き止められないためにも嘘をつくことは少なくありません。
では、従業員の本当の離職理由を推測し、その理由の原因を解消することで定着・活躍するためには、以下の画像のように退職のきっかけを定量的に測ることが重要です。
通常、退職という行動を行う前には何らかの気持ちの変化が起こっていることが多く、それを検知するためにはある程度多くの質問で網羅的に従業員の不満を検知できる組織サーベイなどを活用する必要があります。
3ヶ月に1回などの周期でアンケートを実施することで、急な満足度の変化を検知でき、離職に繋がりそうな予兆を元に早期にフォローを行えるとともに、満足度を高めるための施策を実行できます。
従業員が定着・活躍するためには、それを妨げる要因を可視化して解消すること、そして従業員が重要視していることをさらに満足度を高めていくことで実現されます。
女性も働きやすい会社を作るための方法
女性に限らず、働きやすい会社を作るためには、まず上記の方法で従業員の不満を把握し、解消に努めること、そして従業員がより活躍できるような投資・支援を行なっていきましょう。
具体的には、
- オフィス環境の整備
- 働く時間・場所などの働きやすい環境の整備
- 業務量や時間が多いことをリアルタイムで検知し、すぐに解決するための仕組みづくり
- 休暇を取りやすい雰囲気づくり
- 従業員が目標に向かって一丸となって取り組むための組織づくり
- 感謝や賞賛などが溢れて安心して働きやすい雰囲気づくり
などと、離職理由として多いものから、制度やサービスなどを活用して解決しましょう。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部