「働きやすさ」と「働きがい」の両方ある企業を作るための方法とは?

働きやすさとは
働きやすさとは、執務環境やチームワーク、労働条件などハイジーンファクター(衛生要因)と呼ばれる要素に基づく満足度の度合いによって測られるものです。
従業員にとっては、働き続けるにあたってその会社に環境や体制が整っているかで決まり、働きやすさの問題が解消されなければ、その問題が原因となって離職に繋がってしまう可能性があります。
企業において、従業員の定着や生産性を向上させる上では、重要な指標の1つと言えます。
働きやすさと働きがいの違い
働きがいとは
働きがいとは「ワークモチベーション」とも呼ばれ、仕事へのやりがい、自分自身の成長や承認などの動機付け要因と呼ばれる要素に基づく満足度の度合いによって測られるものです。
詳細記事:「働きがい」とは?働きがいのある会社の特徴や向上させる方法を紹介
働きやすさと働きがいの違い
働きやすさと働きがいの違いとは図の通りで、
- 働きやすさ:不満足に感じる要素(例:人間関係、健康、労働条件)
- 働きがい:満足に感じる要素(例:達成、承認、成長)
とそれぞれ独立したものになります。
会社に必要なのは、働きやすさと働きがいの両方ある会社
従業員に長く働いてもらい活躍してもらうことが、従業員にとっても会社にとっても重要です。
ですが、働きやすさと働きがいの両方が備わっていないと上の画像のような状態になってしまいます。
■働きがいはあるが働きやすさがない場合
ビジョンや目標達成向けバリバリ働くが、限界を越えると働けなくなる
■働きやすさはあるが働きがいがない場合
働きやすさはあるが目標が達成されない等ぬるま湯のような状態
■働きやすさも働きがいのない場合
ブラックな状態、労働条件等が希望に満たないと離職が多発する可能性がある状態
そのため、働きやすさと働きがいの両方が備わった組織を作っていきましょう。
働きやすさと働きがいのある会社を作るメリット
働きやすさと働きがいのある会社を作ることで以下のようなメリットがあります。
人材の定着・離職の防止
働きやすさと働きがいのある会社を作ることで、従業員がその会社・仕事を続ける理由ができると共に、離職の要因となるものが解消されていくことに繋がるため、人材の定着・離職の防止に繋がります。
生産性の向上による業績アップ
1人1人の仕事への意欲が高まることにより生産性の向上、チーム内外の連携が円滑になることなどが予想されます。
各個人やチームのパフォーマンスが向上した結果、会社全体としても業績がアップする可能性が高まります。
働きやすさと働きがいあるの意識を高める際のポイント
働きやすさの意識を高める方法
厚生労働省では、「働きやすさ」の意識を高める 雇用管理のポイントとして以下の内容を挙げています。
- 希望に応じてスキルや知識が身に付く研修を実施する
- 本人の希望をできるだけ尊重して配置する
- 提案制度などで従業員の意見を聞く
- 従業員の意見を経営計画に反映する
- 経営情報を従業員に開示する
働きがいの意識を高める方法
厚生労働省では、「働きがい」の意識を高める 雇用管理のポイントとして以下の内容を挙げています。
- 仕事の意義や重要性を説明する
- 従業員の意見を経営計画に反映する
- 本人の希望をできるだけ尊重して配置する
- 希望に応じてスキルや知識が身に付く研修を実施する
- 提案制度などで従業員の意見を聞く
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その結果、会社として何が課題なのかが明確になるため、よりより会社づくりの参考になります。
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この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部