職場環境を改善することのメリット・効果と取り組み事例を紹介
- IT・作業設備の充実
- 快適な職場環境

職場環境の改善とは
職場環境の改善とは、労働条件やオフィス環境、人間関係などとハード・ソフト両面での働く上で関連することを改善し、より従業員が長く活躍できるような環境を整備することを指します。
代表的なものとしては、
- パソコンやモニターなどをより高機能なものにグレードアップ
- オフィスに緑を増やしたり、休憩できるスペースの設置
- インターネットの接続環境を改善
- 労働時間や場所の制限を緩める
- より気持ちよく働けるような組織風土の醸成
- 評価制度や報奨制度の見直し
などといったものがあります。
職場環境を改善することで期待できること
職場環境を改善することで以下のようなことが期待できます。
- 労働生産性の向上
- 従業員エンゲージメント/従業員満足度の向上
- 離職率の低下
- 従業員の心身の健康を維持
- 良好な人間関係の構築
などと、従業員・企業の双方にメリットあると考えられます。
職場環境を改善する際のステップ
職場環境を改善するにあたって、きちんと改善すべきものを改善していくことが重要ですので、以下のステップで進めていきましょう。
- 組織サーベイを実施する
- 調査の結果、どのような問題があるのかを把握する
- 問題の中でも実施するインパクトや必要な時間・コストを元に優先順位をつける
- 優先順位を元に職場環境を改善する
- 実施施策を行うことで改善されたかを組織サーベイで検証する
職場環境の改善事例
実際に職場改善を行なって、従業員の生産性を向上させたり働きやすい職場づくりを行なっている事例を紹介します。
働き方改革の推進(花王株式会社)
花王株式会社では、フレキシビリティとメリハリを両立する生産性の高い働き方を実現するために、「時間単位の休暇取得制度」の新設、フレックスタイム制のコアタイム廃止、仕事と育児の両立支援・仕事と介護の両立支援などを行うことで、有給取得率を高い水準に保つことや育児休業の取得者を増やす取り組みを行なっています。
残業時間の短縮(大和証券グループ本社)
大和証券では、会長の肝いりで19時前退社が導入され、支店長以下の職位のメンバーは19時以降に残業をする場合は事前に上司への申請が必要とされています。
このようにルールをキッパリと定めることで、メンバーは仕事を効率化しつつ成果を上げる方法を考えるようになったといいます。
職場改善を通して、従業員が定着・活躍できる組織を作ろう
今回は、職場改善を行うことによる効果や職場改善の取り組み事例を紹介しました。
職場改善を行うことは、従業員・企業の双方にメリットがありますので、きちんと自社の課題を把握し、その課題を改善を行うことでより良い職場づくりを行なっていきましょう。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「業務量・時間の負担」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部