労働環境の改善で取り組むべき3つのポイントとは
- 快適な職場環境
- 組織改善施策

労働環境とは
労働環境とは、従業員が会社で働く上での場所や時間などを含めた環境のことです。
従業員が定着・活躍する職場・組織をつくっていくには、快適なオフィス環境を整えることや生産性が上がるような働き方を行なっていくことが重要です。
労働安全衛生法3条の1でも「快適な職場環境の実現と労働条件の改善を通じて職場における労働者の安全と健康を確保するようにしなければならない」と定められており、会社として従業員の労働環境を良い状態に保つ・改善していく必要性があります。
労働環境の3つの改善ポイント
労働環境を改善していく上でのポイントは、「長時間労働の改善」「有給取得率の向上」「職場の安全衛生」の3つです。
それぞれ具体的な課題と改善策を紹介します。
長時間労働の改善
日本においては1980年代から長時間労働が問題となっており、1人あたりの総労働時間は短くなってきているものの、まだまだ改善の余地があります。
36協定などで時間外労働時間の規制などによって残業時間も減少傾向にありますが、各社がITツールの活用や業務の自動化、業務の見直しによって労働時間の適正化とともに生産性向上を行なっていく必要があります。
有休消化率の増加
働き方改革の推進により、年間10日以上の有給休暇を取得している従業員は、最低5日の有給を取得する必要がありますので、有給取得率は向上していますが、会社としても従業員の心身の健康を守るためにさらに有給を取りやすい環境をつくっていく必要があります。
職場の安全衛生
休業4日以上の労働災害発生件数は減少傾向にありますが、減少率が低下しており、職場で労働災害の発生を防ぐためにも職場の安全衛生を確保し、フィジカルヘルスはもちろん、メンタルヘルスでも満足度の高い職場づくりが求められます。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部