職場で組織崩壊が発生する予兆と原因、対策方法とは
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- 組織診断

会社で退職者が相次いでいる場合は、組織の中に何かしらの問題が発生している可能性が高く、その問題を解決しないことには退職を防ぐことは非常に難しいです。
退職者が出ることによって、追加の新規の採用を行う必要があることや、残されたメンバーへの負荷が大きくなるなどの影響があります。
今回は、職場で組織崩壊が起こる予兆や原因、組織崩壊を起こさないための対策を紹介します。
職場で組織崩壊が起こる予兆
職場で組織崩壊が起こる際は、いきなり発生することは少なく、何かしら予兆がある可能性があります。
職場で組織崩壊が起こる予兆としては、以下のような事象や行動が見受けられます。
- 問題を度々起こすメンバーがいる
- 会社のエース社員が退職する
- 人望の厚いマネージャーやリーダーが退職する
- 経理部門や役員が退職する
- 過去と比較して残業時間が急激に増えている
- 過去と比較して休日出勤が急激に増えている
- ハラスメントが発生している
- 経営者が代わり、経営方針が大きく変わった
- 会社の売上/利益が非常に減った
- 会社の評価基準が大きく変わった
- 職場での会話や雑談が減っている
などの兆候が見られた場合は、組織崩壊が起こる可能性があります。
職場で組織崩壊が起こる原因
職場で組織崩壊が起こってしまう原因としては、以下のようなことが考えられます。
職場での組織課題が解決される希望がない
職場で問題が発生した場合に、事象自体は対処されてもその根本の原因が解決されなければ、再発する可能性があります。
会社がこの問題の原因を探ることや解決に努めない場合に、自分の身を守るために退職が発生する可能性があります。
このまま会社に残ることが不安である
会社で活躍していた従業員の退職や経営部門が退職したことや実際に会社の売り上げや利益が減少していることを受けて、会社は傾くことはないのかと不安になり、早めに転職することを検討しようと動き出す従業員が増えます。
心身の健康を害する働き方を行なっている
残業や休日出勤が増えたことで体力的に限界となっている場合や、職場での人間関係がうまくいっておらずメンタルヘルスに支障をきたしている場合など、心身の健康を害している場合は、一時は乗り越えられる可能性はありますが、その状態が続いてしまった場合は働けないような状態になってしまい、休職や退職を余儀なくされてしまいます。
職場で組織崩壊を起こさないための対策
職場での組織崩壊を起こさないための対策として重要なことは、
- 組織課題を把握すること
- 組織課題を解決していくこと
- 従業員のアラートや異常に気づける仕組みを作ること
この3つです。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』などを活用して、定期的に組織の課題を可視化することや従業員の異常を検知できるような仕組みづくりを行い、問題を早期発見して解決の施策を実行していきましょう。
最初の1人目の退職を防ぐことや、問題が発生している根本の課題を解消していくことによって組織崩壊が起こる可能性は低くなります。
組織崩壊を起こさない組織づくりを始めよう
今回は職場において組織崩壊が発生するの兆候や原因、対策法について紹介しました。
組織課題の把握、異常の検知、課題解決の取り組みを行うことで組織崩壊が発生しない職場を作っていきましょう。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「心身の健康」など人材定着に結びつきの15項目、49問の質問を元に組織の課題の発見や、従業員の異常の検知を行うことが可能です。
ぜひ従業員が定着・活躍する組織づくりにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部