若手社員の特徴・悩みとは?若手社員の育成・活躍・定着を支援する方法を紹介
- 組織診断

人事の方や管理職の方であれば、自分と年の離れた従業員が考えていることや行動特性が分からないと思ったことも少なくないことと思います。
若手社員は、今は教育コストも多くかかるかもしれませんが、将来的に会社を支える重要な人材です。
今回は、若手社員の特徴や抱えている悩みを紹介した上で教育・定着のポイントを紹介します。
若手社員の特徴と傾向
今の若手社員は、少子化や経済的な豊かさ、個人を尊重して厳しい指導が制限された中で育ってきていますので、以下のような特徴や傾向があります。
- 失敗を恐れる
- 仲間を巻き込むことや助けを求めることが苦手
- デジタルデバイスに慣れており、情報検索リテラシーが高い
- 多数の中で物事を主張することが苦手
- 感情や気持ちを前面に出す
- 苦労は出来るだけ避けたい
- 昇進や昇格よりも自分の価値観を大事にする
- 苦手な人との人付き合いが苦手
- 自分一人で完結するタスクに集中することが得意
必ずしも全員が上記のような特徴や傾向があるわけではありませんが、全体で見るとこのような傾向にあります。
若手社員が抱える悩みランキング
若手社員が抱える内容としては、
- 労働条件(給与、勤務日数等)
- 仕事へのやりがいやモチベーションの維持
- 評価
- 人間関係
これらが大半を占めるとされています。
そのため、会社としては給与テーブルや昇進のための条件を公開することや人間関係の不満を検知して改善に努めること、上司から仕事のやりがいを高めてもらえるように期待やフォローなどを行なってもらえるような環境を作っていくことが重要です。
若手社員に即戦力になってもらうために育成する方法・ポイント
若手社員に即戦力として活躍してもらうべく育成する方法・ポイントとしては、
- 育成を行う前に育成のゴールを設定する
- 若手に対してなぜ育成が必要・重要なのかを理解してもらう
- 「教える」のではなく「引き出す」「気づかせる」
- 育成を行う側は見本となるような立ち振る舞いを行う
- 失敗しても次はどうしたら失敗しないかを一緒に考える
このようなことが重要です。
他にも重要なポイントや具体的な1on1や研修については下記記事で解説しています。
若手社員の育成が重要な理由と実施する際のポイント
若手社員の退職理由とモチベーション高く定着・活躍してもらうための方法
入社3年目までの若手社員の離職理由としては、「労働条件」「仕事への適性」「キャリアアップ」「肉体的・精神的な健康」などが多いということが調査結果でも分かっています。
若手社員の離職を止めるためには、これらの不満を検知して自社の取り組みの背景や目的を説明するとともに改善に努めていくことが重要です。
また、モチベーション高く定着・活躍してもらうためには、会社に対する不満足を減らすとともに、満足する要因に対して支援を行うことが求められます。
ハタラクカルテの結果でも下記15要素が満たされている状態であれば離職リスクが低いとされており、仕事にも取り組みやすくなると考えられていますので、これらの15要素の中から必要な投資を行なっていきましょう。
- IT・作業環境の充実
- 快適な職場環境
- 経営の信頼
- 最適な人員配置
- 教育の体制
- 多様な働き方
- 適切な評価
- 良好な人間関係
- 上司との関係
- 業務量と時間的負担
- 私生活との両立
- 休暇の取りやすさ
- やりがい
- フィジカルヘルス
- メンタルヘルス
若手社員が定着し、活躍できるような環境を作ろう
今回は、若手社員の特徴や抱えている悩み、教育・定着のポイントを紹介しました。
若手社員が長く定着して会社の中核を担うような人材になるような環境を作っていただければと思います。
組織サーベイツールの『ハタラクカルテ』では、「人間関係」や「評価」「やりがい」など人材定着に結びつきの強い15要素48項目の組織/チームの状態や職場推奨度等を可視化し、その後の組織改善に繋げることが可能です。
ぜひ若手だけでなく従業員が定着・活躍する組織づくりにご活用ください。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部