組織課題の把握、課題解決のテストマーケティングに組織サーベイを活用


- 業種
- IT
- 企業規模
- 1001名以上
- 課題
- 組織課題の可視化
導入前の課題
- どうしても定性的にしか組織の課題を把握できなかった
導入後の効果
- 定量的に組織課題を把握し、オフィスの施策などに活用
コンピュータ、ネットワーク、アプリケーションによるコンサルティングからシステムの開発、運用・保守、管理、アウトソーシングなどのトータル・ソリューションの提供など様々な事業を展開している伊藤忠テクノソリューションズ株式会社(通称CTC)さん。
今回は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社の中で新規事業を担当していらっしゃる、林さんにハタラクカルテの導入までの経緯や活用して良かったことについてお話を伺いました。
そもそもの導入したきっかけは、自社システムの効果検証を行うため
- どのような目的でハタラクカルテを導入したのか教えてください
自社でIoTトイレという、トイレの利用状況によって従業員の健康や精神状態を分析システムを提供しており、まずは社内でどのような効果があるのかを検証したいという課題を持っていました。
ハタラクカルテでは「職場環境」「メンタルヘルス」「フィジカルヘルス」などをはじめとした15要素の結果がレポーティングされるため、自社のシステムがどの要素にどの程度の影響を与えるのかを把握できるため、導入してアンケートを実施してみました。
- 実際に、IoTトイレを導入した後のハタラクカルテの結果はいかがでしたか?
自社のシステムを利用してもらうことで、社内の雰囲気、フィジカルヘルス、執務環境などの指標に良い影響を与えることが定量的に把握できるようになったことで、自社の従業員の環境が改善されたことが分かったのと合わせて、お客様への提案も定量的なデータを元に行えるという強い自信になりました。
第二回目のアンケートより、会社の課題把握、改善活動に利用
- 第一回目のアンケートから対象の部署や人数を大きく増やしていますが、これはどのような背景でしょうか?
上述した第一回目のアンケートは、あくまでも社内事業の効果検証を行うことが目的での実施でしたが、そのアンケートの内容を受けて、自社の人事や総務が利用したいということでより範囲を拡大して、アンケートを実施しました。
- 第二回目以降の人事や総務の方の利用しての声を教えてください
一番は、これまでは定性的になんとなく問題だと感じていたものから、全く気づいていなかったことまで、定量的に組織課題の把握が行えたので非常に参考になるとのことでした。
また、部署ごとに結果の傾向が異なることや、同じファシリティー・制度であっても個々人で満足度は大きく異なるということもこれまでに無い気づきを得られました。
社内施策の効果検証、改善に利用していきたい
- 今後、ハタラクカルテをどのように活用していきたいかを教えてください
今後は、全社の従業員がより働きやすい環境を作っていくために、様々な施策を講じていきたいと思っており、そのテストマーケティングなどに活用していきたいと思っています。
例えば、1部の部署・フロアにのみフリーアドレスを導入してみて、他の部署との満足度の変化を調べて、良い結果が出ていれば、他の部署・フロアに広げていくなどというように、一気に全体を変えるよりも、一部で試してみて良い結果であればそれを広げていく方針です。
- お話いただきありがとうございました。我々もお力になれるようにサポートしてまいります
(編集後記)
今回は、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社さんにハタラクカルテ導入の経緯や活用方法についてお話いただきました。
従業員規模が大きくなってくると、全社員に影響を与えるファシティーや制度の導入した後の変更は非常に大変です。
今回ご紹介した伊藤忠テクノソリューションズ株式会社さんのお取り組みのように、一部でテスト的に導入し、その結果を元に対象の範囲を広げていくことで、より効果の高い施策を実施することが可能です。
ぜひ、ハタラクカルテを活用いただき、組織課題の把握・改善のお取り組みにご利用ください。