チームにおける目標設定の重要さと設定の際の7つのポイントを紹介
作成日:2020/7/26
最終更新日:2023/12/4
チームにおける目標設定の重要性
チームにおいて目標設定が重要である理由は、「チームで目指すものが明確になる」「少し困難だが、工夫して達成できるような目標であればモチベーション・生産性が上がる」ためです。
チームに目標が設定されていない場合、緊張感の薄い雰囲気のチームになって規律が守られにくくなることや、目標としている数字が伸びにくくなること、チームの目標が適切でない場合は従業員が成長しにくくなったり疲弊しやすくなってしまうなどのデメリットが考えられます。
そのため、チームにおける目標設定というのは従業員にとってもチーム・会社にとっても重要なものです。
チームの目標設定におけるポイント
チームの目標を設定する際のポイントは7つあります。
- チームの目標が会社・事業部の目標と連動していること
- 自分のチームや他のチームの目標が可視化されていること
- 目標が明確に定量的に設定されていること
- 目標が達成されたかどうかや、進捗が測定可能であること
- 達成は可能ではあるが少し難しい水準であること
- 目標の達成すべき期日が対で設定されていること
- 目標に向けた業務実行者が明確であること
これらのポイントを押さえて、チームの目標を設定することが重要です。
チームの目標設定の際のチェックリスト
チームの目標設定を行う場合は、以下の項目が満たされているかを確認しましょう。個人目標の設定のチェックリストと似ていますが、違う点もあるので注意してください。
- 目標が会社のミッション実現や使命を基に設計されている
- チームの目標が定量的で明確に設定されている
- チームの目標と対で期限が設定されている
- チームの目標に対してメンバーが納得感を持っている
- チームの目標と個人の目標・アクションが紐づいている
目標設定のフレームワーク
目標設定を行う上で知っておきたいフレームワーク・方法を2つ紹介します。
SMARTの法則
SMARTの法則は、目標設定を行う上でよく使われる方法です。
- Specific(目標が具体的で明確であるか)
- Measurable(目標の達成や進捗を測定できるか)
- Achievable(目標は達成可能なものであるか)
- Realistic(現実的な目標であるか)
- Time-bound(目標の期限が明確であるか)
とされており、誰もが認識を揃えて取り組むことを狙ったフレームワークです。
OKR
OKRとは、Objectives and Key Resultsを略した言葉です。
日本語では「目標と成果指標」と訳され、方向性や目的の定性指標(Objectives)と、達成の目安となる定量目標(Key Results)を設定します。
個人目標とチーム目標、会社の目標が繋がっている状態になるよう、会社目標から先に設定していきましょう。
チームの生産性向上・人材定着を実現しよう
今回は、チームにおける目標設定の重要性や目標設定の際のポイントを紹介しました。
チームで活動する上で目標設定の重要さをご理解いただけたと思います。
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