【完全版】人事の仕事の役割、業務内容、目標・KPI、総務との違いを紹介

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人事の仕事の役割

人事の仕事の役割は、会社のおける「ヒト、モノ、カネ、情報」などの経営資源を管理し、その資源を活用して最大限の成果を出すための計画や調整、調達などを行うための活動を行う役割を担います。

具体的には、「採用」「育成」「人事考課」「労務管理」「安全衛生管理」などと非常に幅広い業務を担当します。

人事と総務の違い

人事と総務は、「業務の範囲」が異なります。

人事は人材に関わる業務を行う一方で、総務は職場環境や備品管理などの就業環境に関わる業務を担当します。

人事部における目標・KPI

人事部における目標やKPIは、会社のフェーズや業界・業種によっても異なりますが、一般的には

  • 採用人数
  • 社員1人当たりの売上
  • 社員1人当たりの利益
  • 従業員満足度・従業員エンゲージメントの数値
  • 従業員の定着率
  • 有給休暇の取得率・取得日数
  • ホワイト500の取得

そのほか、働き方改革の推進や法改正への適応、生産性の向上などとその会社の課題感によって異なります。

人事部の年間スケジュール

人事部は年間を通して様々な業務を行う必要があります。

四半期ごとに分けると、以下のような業務を担当します。

  • 春(4月~6月):新卒の入社式、新卒採用の会社説明会・面接、異動への対応、新入社員の育成・研修、期初の目標設定、期末の評価のデータ収集
  • 夏(7月~9月):新卒採用のインターンシップ実施、中間面談の実施、夏季賞与の支給
  • 秋(10月~12月):内定式、内定者フォローの実施、年末調整、異動や配置転換への対応、上期の面談実施、下期の目標設定
  • 冬(1月~3月):新卒採用の解禁で合同説明会出展、昇格者決定、4月の配置転換・異動の調整

など時期ごとの業務に合わせて、労務業務や通年採用を行なっていることであれば採用活動などの業務が1年を通して行う業務スケジュールです。

人事の仕事内容一覧

人事の仕事内容を一覧化すると、以下のようにまとめられます。

粒度を細かくしてしまうと、この記事では書ききれないので、代表的なものを記載しています。

  • 新卒採用
  • 中途採用
  • 内定者フォロー
  • 入社手続き
  • 新人の育成
  • 従業員の配置
  • 人事異動の取りまとめ
  • 評価
  • キャリア開発
  • 人事制度の策定・運用
  • 組織管理(リテンションマネジメント)
  • 労務管理
  • 年末調整
  • ストレスチェックの対応

大企業と中小企業における人事の機能や仕事内容の違い

大企業と中小企業において、人事の機能や仕事内容には以下のような違いがあります。

大企業の人事の機能

大企業の人事業務は、人数が多い分、業務が細分化されており、採用業務でも「採用広報」「新卒の面接担当」「中途の面接担当」「入社手続き担当」など非常に具体的に役割分担された縦割りの組織であることが多いです。

中小企業の人事の機能

中小企業の人事業務は、大企業のように業務が細分化されておらず、人事におけるあらゆる業務をマルチにこなすことが求められます。

場合によっては人事が1人という場合もありますので、人事も総務も兼任するという状態の企業もあります。

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今回は人事の仕事内容の一覧や大企業と中小企業の違いを紹介しました。

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この記事を書いた人

ハタラクカルテ編集部

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