ほとんど人が辞めない!組織サーベイがマネージャーの通信簿に。-人事面談に合わせての定期利用で退職が大幅に減少。-

合同会社くらしラボ
業種
福祉
企業規模
〜100名
課題
従業員の意識/満足度の変化の把握、組織課題の可視化、離職率の軽減

導入前の課題

  • 退職が続いたタイミングがあった
  • 正しく評価できておらず、心理的安全性が担保されていないこともあった可能性がある

導入後の効果

  • 定着率が改善し、離職は大幅に減少
  • 評価や成果を見える化し、人事施策へ活かすことができた

ハタラクカルテ編集部です。ハタラクカルテはより良い製品アップデートを行い、お客様にとって本当に必要なサービスにすべく、日々活動しています。
今回は、以前よりハタラクカルテを使い続けていただいている、青森県十和田市で事業運営されている、合同会社くらしラボの橘さんにお話を伺いました。

インタビュイー:
合同会社くらしラボ 代表 橘友博さん

介護職は成果と評価が見えにくい

くらしラボは、介護事業を通した地域づくりを行う会社です。現在7年目で5つの事業を展開しており、51名の従業員に支えられています。

くらしラボでは、「あなたの“ふつう”を考える」をコンセプトとしており、一人ひとりの価値観やその人にとっての普通の生活を大切にしています。

施設都合ではなく利用者さん個々の希望に合わせて対応していくため、その日の天気や体調などに合わせて、毎朝メニューを変えています。そのため能動性が高く、わかりやすい成果や評価などがしづらいのです。
そうした中、退職が続いたタイミングがあり、組織について悩み、勉強をしていたところ、ハタラクカルテを知り、導入しました

サーベイはマネージャーの通信簿みたいなもの

ハタラクカルテの部門別全体一覧画面。直感的に判断できる設計に。

サーベイを実施して取得した数字をみてまず「思った通りだ!」と思いました。人間関係や部署内の雰囲気など、肌でなんとなく感じていたことが数字に現れていました。

また、心理的安全性が担保されていないメンバーがいることが明確になりました。
組織サーベイはそれまで触れたことがなかったのですが、ハタラクカルテは衛生要因にもスポットが当てられ、項目ごとに言語化もでき、具体性が高い結果が得られるため、管理職にとっては通信簿のような気持ちで客観的な評価がみられ、自己反省もできますし、社長としてフォローすることも可能です。

サーベイに基づいた人事設計で退職者が大幅に減少

サーベイの結果をもとにまず、チーム作りをもう一度行いました。主にこのようなことをやってきました。

・管理者向けのマネジメント教育研修を定期開催
・現場を3~4名ほどの小さなセグメント単位に分割
・意見をきちんと伝えることは悪いことではないと言う勉強会を行い、承認される雰囲気を構築
・「くらしの学校」という研修制度を用意し、自分で選んで好きな研修が受けられる制度
・3ヶ月に1回行うサーベイをもとに人事面談を実施
・サーベイの結果を、マネージャー及び管理職と代表が一緒に見ながら組織をフォロー

結果、退職者が激減し、定着率がすごく増えました。一年に一人がやめるかどうかまで、望まれない退職を減らすことができました。

人材流動前提で考える必要があるのでチーム作りが重要

介護業界は、高齢者の増加に伴いニーズが高まっているが、働く世代が減っているため、人材が少ない状況です。また、一人ひとりのニーズに合わせたサービスの質を高めていかないと淘汰されていくとも思っています。

そういった環境の中では、望まれない退職を防ぐことは経営課題です。
内閣府のデータを見ると介護職に関わる人数の母数がそもそも少ないため、昨今は、求人を出してもまず人が来ない状況です。
離脱防止も重要ですが、人材流動を前提に、強固なチーム作りが必要ではないかと感じています。

ハタラクカルテは100点

利点・欠点などを色々聞かれて考えてみたが、ハタラクカルテは100点。
もちろん全ての結果がハタラクカルテの導入によるものということではないと思うが、色々考えても100点だと思うので、頑張って提供を続けてほしいと思います。

 

ーハタラクカルテ編集部の所感

くらしラボはなぜ「ラボ」なのかとお伺いしたところ、利用者さんはそれぞれ複雑な環境や事情を抱えている方が多く、その人の生活全般を考えていかなくてはなりません。その人の暮らしを考える場所と言うことで研究所的であり、ラボであると教えていただきました。

相手の全てを受け入れる覚悟を名前に出せること、相手の立場に立って、相手の「ふつう」を考えてサービスを提供していくことは、すごく難易度が高いことだと思うのですが、くらしラボでは、目の前の相手や地域のことを考えて、自律した組織にすべく、日々チャレンジしていました。

橘さんは、自分の親の世代や地域の人のためにも、介護事業だけでなく、図書館や商店、フリースクールなど、地域コミュニティ作りを積極的に行っていくとのこと。
強固なチームづくりが実現できているからこそ、チャレンジャーは積極的に次のチャレンジができるのではないかと感じました。
お話をお伺いさせていただいた橘さん、ありがとうございました。

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