トップダウンからボトムアップへの組織変革! 〜社長就任から2年間の挑戦〜

株式会社トップ教育センター
業種
教育
企業規模
〜100名
課題
現状把握の裏付け

愛知県知多エリアを中心に集団指導塾、個別指導塾を展開するトップ教育センター様。今回は代表の内海様に、組織変革の秘訣や「ハタラクカルテ」による効果測定についてお話を伺いました。

トップ教育センターとはどんな会社??

トップ教育センター様は小学生から高校生を対象に、集団指導、個別指導を提供している総合学習塾。半田市・大府市・常滑市・東海市・知多市・東浦町に学習塾「EISUゼミナール」「完全個別指導Good」を計14校舎開校しています。

生徒に寄り沿い、向き合うことをモットーとし、成績UPと志望校合格において豊富な実績を誇る学習塾です。

トップダウンからボトムアップへの組織改革

  • サイトなどを拝見すると、生徒ひとりひとりによりそうといったことを大切にされているように思いましたし、その中で働いている従業員の方々への思いもあるのではないかと思いましたが、いかがですか?

そうですね、学習塾として、成果(※成績アップや、受験での合格)が求められる部分はもちろんあるのですが、私は2年前にトップ教育センターの社長に就任して、保護者や生徒への接し方などを見る中で、生徒によりそうといったところがこの塾の良いところだと感じました。

象徴的な話として、子供が学校から直接塾へ来て、「ただいまー!」と言っていたことがあったんですね。そういう風に家や学校以外の安心できる場所として塾がある、そういうことや、子供の成長を塾から保護者の方も知ることができるということが良いところだと思っています。

働いている人たちには、ここで働いていることを誇りに思う、自信に思ってもらえるようなところにしたいと思っています

  • 就任されてから2年ということで、色々と困難があったのではないかと思いますが、組織作りにあたってはどのようなことに取り組まれてきていますか

私が社長に着任した当時はトップダウンの風土が強く、現場からの声はでない状況でした。
私は職場は社員の自己実現の場所であるべきだと考えています。そのため現場からの意見は積極的に取り入れていきたいと考えていますし、現場から積極的に意見を出すべきだと考えています。

そのため現在に至るまで、ボトムアップでの意見が出るような土壌を整えてきました。

  • トップダウンからボトムアップの社風に変化させていきたいという悩みはよくお聞きしますが、具体的にどのようなことをしていましたか?

何をしたいか、どう思っているか意見を聞くことと、チャレンジするチャンスを与えること、セットで責任を持ってもらうことをやっています。また、挙手してくれた社員に積極的にやってもらおうと思っており、前の人事異動のタイミングで校舎長をやりたいと言ってくれた入社3年目の社員を校舎長に任命したりと、チャレンジしやすい環境を作っています。
直接話を聞くということもしますが、併せて発言にしっかりと責任感を持たせ、やりたいことを実現させるチャンスを与えることが大切だと思います。
そうやって、積極的に発言できる雰囲気を醸成してきました。

ハタラクカルテのフリーコメントにも、手厳しい意見も見られますが、それも意見を言える雰囲気になってきているということだと思っています。

  • トップダウンからボトムアップへと社風が変化していると感じたことはありましたか

他の業界からこられた方が、水が合わないという理由で辞めていってしまったということがあり、オンボードの改善を行っていく必要がありましたが、とある社員が自ら制度を変えていくことを提案してくれた時に社風の変化を感じました。

現在はその社員主体で改革が行われています。

社員が自ら進んで組織改革を行ってくれるようになったのは組織としての大きな進歩だと思っています。

「ハタラクカルテ」の結果は日々のコミュニケーションができているかどうかの確認

  • ハタラクカルテはどのように活用されていますか?

私は、この人数規模であれば、ハタラクカルテでわかることは既に把握していないといけないと思っています。

もし現場から私に届く声と、ハタカルで届く声が違うということがあれば、コミュニケーションに失敗していると捉えます。

そのためハタラクカルテの結果は、自分が把握していることと齟齬が無いか、ボトムアップでの意見がどれだけ言いやすい状況ができているか、コミュニケーションがしっかりと取れているのかについての裏付けに使っています。

今後は、管理職のメンバーもハタラクカルテの結果を見たい、活用したいと思ってもらえるようになるとよいと思います。

従業員からも、もっと「改善や不満」のコメントをバンバン入れてほしいと思います。

  • 厳しいコメントは見たくないという方もいらっしゃいますが、そんなことはないですか

私はむしろ厳しい意見は見たいと思います。

参考にもなりますし、これだけ熱い思いで仕事をしてくれているんだという気持ちになり、嬉しく思います。

また、自分自身が伝えようとしている事が伝わっていなかったんだな、など、組織運営上の参考になることもあるので、積極的に厳しい意見も見ていきたいです。

勉強面と人間性の面での成長を助けたい

  • 今後どのような企業にしていきたいですか?

今後は地域の人から「子供があの塾行ってるってことはしっかりしてるんだろうな」と言ってもらえるような、勉強面だけでなく人間性の面でも子供の成長を助けられるような塾にしていきたいです。

また講師も当塾で働いていることに自信が持てるような塾にしていきたいと考えています。

ハタラクカルテ編集部の所感

インタビューをさせていただいていく中で、より良い組織を作り上げていくという経営者様の思いを強く感じました。

ハタラクカルテの活用によって経営層が把握していることと、社員が本当に思っていることの乖離を知り、社員から意見が出る風土の醸成に役立てていると伺いました。改めて、組織サーベイの必要性を認識できる機会となりました。

取材ではここに書ききれないほど多くのトップ教育センター様の魅力を教えていただきました。貴重なお話を聞かせていただいた内海さん、ありがとうございました。

 

(本事例の内容は2023年10月のものです。)

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