離職率の平均値や計算方法とは?離職を防ぐ組織の作り方を紹介!
- 組織診断

離職率とは
離職率とは、入社してからN年(ヶ月)後にどれくらいの割合で従業員が離職しているかを表した指標です。
労働生産人口が減っている中採用競争率も上がっており、企業としては今後の会社を成長させていく上で、1つの重要な指標となります。
離職の中でも、労働条件や人間関係による離職の他、自己実現などの夢を叶えるための離職もあるため、離職離職率が高い企業=悪い企業と一概には言えませんので、離職率よりも離職理由に目を向けて対策を行う必要があります。
離職率の計算方法
離職率は、入社してからN年(ヶ月)後にどれくらいの割合で離職をしているかの指標ですので、
- 特定の期間の間に離職した人数 ÷ 期間の初めの全体の人数
で計算されます。
そのため、入社して1年後に100人の内10人離職した場合の1年間の離職率は10%(定着率は90%)となります。
また、定着率は離職率の対となる言葉で、
- 離職率(%) = 100% ー 定着率(%)
の式で算出されます。
全国の離職率の平均
平成30年に厚生労働省が発表した雇用動向調査によると全国の離職率の平均は、約15%ほどとなっています。
新卒社員の離職率
参照:厚生労働省_新規学卒者の離職状況より「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」
厚生労働省_新規学卒者の離職状況の調査によると、中学卒、高校卒、短大等卒、大学卒のそれぞれ入社3年目までの離職率は、上の画像のようになっています。
離職率が高い企業の特徴
離職率が高い企業の特徴としては、離職の要因の8割を占めるとされている「ハイジーンファクター(衛生要因)」に大きな課題がある可能性が高いです。
ハタラクカルテでは人材定着に結びつきの強い15項目を調査を通して見出しており、画像の15項目の満足度が低いほど離職リスクが高いことが分かっています。
離職率を低く保つための方法
離職率を低く保つための方法としては、「離職の要因となる部分を解消する」ことです。
退職者からのヒアリングや組織サーベイ、人事面談などのを通して、離職の要因や考えるきっかけとなる部分を解消し、従業員満足度を高くすることで望まない離職を防ぎ、離職率を防ぐことに繋がります。
人材が定着し、働きやすい組織を作ろう!
今回は、離職率に関する情報をご紹介しました。
ぜひ、望まない離職を防ぎ、従業員が活躍できる働きやすい組織を作りましょう。
組織改善サービス「ハタラクカルテ」では、人材定着に結びつきの強い15項目の満足度を測定し、自社の組織のどこに課題があるのか可視化することが可能です。
この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部