【グラフで紹介】離職率や離職理由のデータまとめ(業界別、新卒など)
- 組織診断

離職率とは
離職率とは、入社してからN年(ヶ月)後にどれくらいの割合で従業員が離職しているかを表した指標です。
例えば、入社して1年後に100人の内10人離職した場合の離職率は10%(定着率は90%)となります。
※離職率は定着率の対になる言葉で、離職率がどれくらいの割合が会社を離職したのかに対して定着率はどれくらいの割合が会社を留まっているかという指標です。
計算式:離職率(%) = 100% ー 定着率(%)
定着率に関する詳細の記事はこちら:定着率とは?計算方法や定着率の向上・改善方法をご紹介
離職の理由や原因となっているものとは
平成28年に厚生労働省が実施した「雇用動向調査結果の概況」調査によると、
・職場の人間関係
・労働時間などの労働条件
・評価や給与
・仕事のやりがい
などと理由の8割は「ハイジーンファクター」と呼ばれる衛生要因が占めています。
↓離職対策に関する詳細の記事はこちら↓
離職を防止するための具体的な対策事例と効果的なアンケートツールを紹介
その中でも離職率や離職理由はどうなっているのか、年代や業界による離職データをそれぞれ紹介します。
全体の離職率・入職率の推移のデータ
平成30年に厚生労働省が発表した雇用動向調査によると、これまでの離職率・入職率は上のグラフとなっており、ここ数年は離職する人よりも入職する人が多い、入職超過という状態になっています。
男女別の離職理由のデータ
参照:男女でこうも違う?年代別離職理由から見る男女の違い – 転職会議レポート
リブセンスが約700名に調査した離職理由に関するデータによると、男女共に離職の理由としては、「労働時間」「待遇への不満」「人間関係」などが理由として高いことが分かっています。
入社3年目までの新卒の離職率のデータ
参照:厚生労働省_新規学卒者の離職状況より「学歴別卒業後3年以内離職率の推移」
中学卒、高校卒、短大等卒、大学卒のそれぞれ入社3年目までの離職率のデータです。調査年数による増減はそこまで大きくはなく、学歴によって離職率にある程度違いがあることが分かります。
入社3年目までの新卒の離職理由のデータ
入社3年目までの新卒男性の離職理由のデータ
入社3年目までの新卒男性の離職理由としては、「労働条件」「仕事への適性」「キャリアアップ」「肉体的・精神的な健康」などが多いことが分かります。
入社3年目までの新卒女性の離職理由のデータ
入社3年目までの新卒女性の離職理由としては、「結婚や出産」「肉体的・精神的な健康」「労働条件」「人間関係」などが多いことが分かります。
業界別の離職率データ
厚生労働省が発表した雇用動向調査結果の概況によると、業界別の入職率と離職率が発表され、離職率だと「宿泊業・飲食サービス業」「生活関連サービス業、娯楽業」「サービス業」が高くなっており、一方で入職率も高くなっているため、入れ替わりの激しい業界と言えそうです。
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この記事を書いた人
ハタラクカルテ編集部